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1986年2月の旅行記

あとがき
 この旅行記について、まず 「約20年後にやっとできた」というのが私の率直な気持ちです。はじめにのページにも書いていますので、ここでは詳細なことは省きますが、この旅行は私にとって最初の海外旅行でした。それで、その後も数冊の旅行記を書きましたが、この『ヨーロッパ3空港調査旅行記』は、生来のサボり症の関係から、ずっと放置していたものです。

 ただ、最初の旅行記だったので未完成のままより、どうしても(たとえ不足があっても)仕上げたいとの思いも強かったのも事実です。完成したから、何か皆様のお役に立つとか、何かの影響があるとは全然思わず、自己満足そのもの発想かもしれません。この考えはその後も同様です。(ご参考までに、聞いた言葉・第12回目、『自己満足から、出来る』をご覧下さい)

パリ、凱旋門
 最初1988年頃に書いた原稿は、旅行記の半分位の文章量で、しかも後半部分はメモ書き程度でした。ですから、今回ホームページ掲載にあたり、一から手を加えて書いたのが大部分でした。しかし、さすがに約20年前の記憶をたどるのは、私にとってなかなか困難なことでした。

 手帳のメモ書き、写真、ビデオ映像、航空会社や各所でもらったパンフレットから飲食店の領収書に至るまで、当時のものを使って記憶を遡っていました。

 それでも、書ききれないことも多くありました。特に、記憶ではその時の情景も含めて(例えば、ロンドンのシャーロック・ホームズのパブ、パリの地下のライブハウスなど)覚えているのに、どうしても正確な日時その他が分からず書けなかったこともありました。でも、何とか書き終えた現在、これはこれでいいのかなあと思っています。

 あとがきのページにこのようなことを書くのはふさわしくないかもしれませんが、次の2項目に絞って今回の旅行記をまとめたいと思います。

ローマ、コロッセオ
1)デジタルもアナログも
 旅行記を書くにあたって私は、約20年前と現在を比べて色々と思うことがあります。その第一は、今後旅行記を書く上で素晴らしい製品が出来てきたなあと思っています。記録する技術は目覚ましい進歩そのもので、より正確に、より情報量が多く、より多方面から活用できるなあと考えています。例えば、

・デジタルカメラ(小さいのは小型電卓位のサイズで写真だけでなく、撮影日時、動画や音声その他も含めて記録可能)
・ビデオカメラ(1986年当時は大きくて重く肩に載せる方式を使用したが、現在は片手でパスポート位の大きさ)
・ICレコーダー(手帳半分くらいの大きさで、何十時間も録音可能)
・PDA(携帯情報端末)

など、数十年前の機器に比べ隔絶の感がします。あと、旅行から帰って来てから行った所などを再度調べるにしても、昔はガイドブックかパンフレットなどの印刷物しかありませんでした。でも、今はインターネットという強力な”助っ人”もあり、観光地なら大抵写真や説明文など何かが掲載されているのは、既にご承知の通りです。

 しかし、これだけ軽量で便利なデジタル機器がそろっても(あくまでも私の例ですが)何が一番頼りかといいますと、今でも旅先でチョコチョコと手帳に書き留めたメモや寝る前に書いた文章などでした。機器ではなく、自分の手で書いたのが、結局は旅先の印象が強く残るし、自然と自分なりの整理もできているのかもしれません。

ロンドン、タワーブリッジ
 なかなか総てにわたって便利な機器を私は器用に使えませんが、デジタルもアナログもいいところを活用していけばいいのかなあと思っています。

2)地球の大きさ、歴史の長さに比べれば
 私のホームページ内(聞いた言葉・第29回目、『地球の大きさに比べれば・・・』)にも書いていますが、この旅行時、いやと言うほど、地球の大きさや歴史の長さを感じました。

 飛行機の窓から3時間も4時間も変わらない北極海などの白い雪の世界、ローマの街中に2千年前から悠然と建っているコロッセオやパンテオン、総てが始めて見た光景で今でもその情景を思い出すくらいの印象が残っています。それらに比べ、なんと自分の住んでいる、生活している、仕事している範囲が狭く、短いことかと。

 一応地球の大きさ、歴史の長さ、人の一生など頭では分かっていたつもりでも、これまで私は国内しか知らなかったので、何か大きく感じるものがありました。ただ、現在も日々の営みに、これらの尺度が総て当てはまるかと言うと、そうではありません。しかし、色々と身の回りで起こる事項でも、ちょっと冷静に考える時間さえあれば、思い出す言葉でもあります。何かあっても別角度・別視点で見れないのかと。

 この旅行記のあとがきは、以上です。今まで、この旅行記ページ、ご覧頂き大変ありがとうございます。
(ホームページ掲載日:2005年12月2日)


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