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KLMのB777-200の機内にて

垂直尾翼にKLM ASIAの文字あり((福岡空港)

KLM B777-200客室(エコノミー・コンフォート)
座席の液晶モニター(画面は黄海上空を飛行中)

2015年12月17日(日本時間)
 前ページ(福岡国際空港から出発)に、長崎自動車道・大村インターチェンジのバス停から九州急行バスに乗車し、福岡国際空港へ到着したこと、さらにチェックイン、出国手続き、機内搭乗、離陸まで書きました。今回は、私達が乗ったKLMオランダ航空のボーイング777-200機の機内の様子、座席ごとにある液晶モニターや機内食などについて書いていきます。

 なお、飛行航路上の都市名の時間を表示する場合、本来ならば、そこの標準時間を書くべきと思っています。しかし、それでは、大変煩雑になりますので、私の時間表示方法は、ウラル山脈の東側は日本標準時間、逆に西側は(今回の場合)ドイツ・スペイン標準時間で全て書いていますので、その点はあらかじめご了承願います。下段の「旅行メモ」も同様です。

通路側の座席
 まず、私達が乗りました機体は、KLM ASIAと垂直尾翼に外部塗装されていました。(上から1番目写真参照) なぜ、ASIAと付いているかの件ですが、様々なホームページに、何十年か前に台湾・中国との国交関係により、日本航空が「日本アジア航空」で台湾路線を継続したことと同じことみたいに書いてあるページもあります。それと、KLM航空も同じことか、どうか、私には分かりませんでしたが、垂直尾翼の中央部にKLM ASIAの文字が確かにありました。

 機種は、ボーイング777-200機のようでした。ただし、前回の旅行時(2013年12月のオランダ旅行記参照)と同じ、B777-200ER機
(ER=Extended Range(エクステンド・レンジ)か、どうかまでは確かめませんでした。今回の旅行記では、機種や客室内の仕様についての詳細説明は省略します。もしも、そのことを知りたい方は、先のリンク先と同じですが、「(2013年12月のオランダ旅行記の)ボーイング777-200ER機と、往復の飛行時間の差などについて」ページをご覧願います。

 今回も私達は、エコノミー・コンフォート・ゾーンの通路側に座りました。(このクラスの件ついて詳細を知りたい方は、「2013年12月のオランダ旅行記のの「エコノミー・コンフォートゾーンと液晶テレビ」ページを参照)  あくまでも私の場合ですが、ずっと以前ならば、私も窓側の席に予約してもらっていました。そのような席では、例えば純白のアラスカ・マッキンリー山を眼下に見ながら機内食を食べたとか、夜間「翼よ、あれがパリの灯だ」と言いながら綺麗な夜景などを見たとかの贅沢もありました。

 しかし、年齢とともにトイレも気になり、近年は通路側が何かと便利だなあと思って予約をしてもらっています。そして、この通路側座席は、トイレだけでなく、例えば頭上の収納棚に入れているザックからカメラやiPadなどの出し入れも、しやすいです。そして、昼間の飛行中に外の景色を撮りたければ、厚かましくも窓側の方に頼んだり、ドア近くの広い席の窓から撮影もしていました。

液晶モニターのムービングマップ

 各座席には液晶モニターがありした。(上から3番目写真参照) その表示情報をタッチしながら順番に見ていますと、ムービングマップが見られます。その情報は、飛行中の経路、その時点の都市名、速度、高度、さらに残りの飛行距離と時間などが表示されます。この件は、先に2013年12月のオランダ旅行記の「エコノミー・コンフォートゾーンと液晶テレビ」と「機内の液晶モニターと福岡空港到着」にも詳細に掲載中です。

 先のリンク先ページにも書いていますが、このムービングマップ表示情報は、航空会社ごと違うのか、どうかも私は知りません。また、KLMの航空機に乗ったにもかかわらず、このシステムの正式名称も分かりません。ただし、帰りの12月27〜28日のKL869便では、このマップは表示されず、その理由のアナウンスで「フライト・トラッキング情報が故障で・・・」と言うような内容でした。ですから、これに近いような名称かもしれません。

 下記二つの表に、私がメモした範囲内で、その情報をまとめています。上側が福岡空港からウラル山脈東側まで、下表がウラル山脈西側からアムステルダム・スキポール空港までです。二つの表に書いています左端側の時間は、あくまでも私の腕時計の表示時間です。また、全部の項目をメモできず、未記入もあります。(当然、寝ている時間帯はメモさえもしていません)

 さらに、今考え直してみますと残りの飛行距離(km単位)と、飛行高度(m単位)とが、ごっちゃにメモ書きしていて、どちらが正しい数値なのか一部違ってもいるような気もします。そのようなこともあり、下表二つは、ご参考程度の閲覧をお願いします。それと、先の2013年12月のフライト時の表示形式と少し違っていて、今回は、「外気温」部分が表示されませんでした。
私の腕時計時間
現在地(・・・の上空)
残飛行距離
残飛行時間
速度
高度
外気温
(備考)
11時31分
福岡空港から離陸後
9,530km
時間 分
km
-
日本時間
12時18分
黄海の上空
8,969km
11時間04分
815km
9,874m
-

-

12時40分
大連近く
8,596km
10時間31分
806km
10,396m
-
-
13時55分
モンゴル近く
7,684km
10時間31分
820km
10,394m
-
-
14時30分
ウランバートル南方
7,188km
8時間56分
km
m
-
-
15時05分
ウランバートル近く
6,732km
8時間22分
787km
10,107m
-
-
15時35分
バイカル湖の南方
6,315km
7時間48分
796km
11,004m
-
-
16時25分
アルタイ山脈の北方
5,678km
7時間00分
783km
10,973m
-
-
17時25分
ノボシビリスクの北方
4,924km
6時間03分
756km
10,973m
-
-
18時30分
ウラル山脈の東方
4,013km
4時間53分
867km
1,0973m
-
-
18時46分
ウラル山脈の東方
km
4時間37分
857km
1,0974m
-
-

私の腕時計時間
現在地(・・・の上空)
残飛行距離
残飛行時間
速度
高度
外気温
(備考)
11時30分
ウラル山脈の西方
3,187km
3時間55分
848km
11,581m
-
ドイツ時間
11時50分
スィクティフカルの南西
km
3時間34分
846km
11,581m
-

-

12時40分
オネガ湖の南方
2,206km
2時間46分
811km
11,585m
-
 
13時15分
フィンランド湾の上空
1,735km
2時間13分
796km
11,582m
-
-
13時45分
バルト海の上空
1,361km
1時間45分
822km
11,582m
-
 
14時40分
デンマークの南方
530km
46分
817km
12,497m
-
-
15時00分
オランダ北部の上空
241km
25分
752km
9,752m
-
-
15時26分
スキポール空港着陸
-
-
-
-
-
-

 この上・下二つの表を見比べてもらえれば分かりますが、飛行高度や飛行速度(対地スピード)は、少し場所によって違うようです。それは、たぶん、風の影響、さらには、燃料効率、最短時間などを考慮されて飛行されたのでしょう。今回のフライトも、あまり揺れることもなく、極めて順調な飛行でした。

機内食や飲み物など
 旅慣れた方々ならば色々な時差ボケに対する調整や、機内での過ごし方などを心ておられると思います。しかし、数年おきか、たまにしか海外旅行しかしていない私にとって、日本ーヨーロッパ線のような長距離線の機内で、どうやって時間をつぶすか、毎回慣れないものです。まあ、到着予定国の時間に合わせるため、例えば今回のように夕方前に飛行機が着くならば、それに応じたやり方(日本時間では熟睡時間でも起きておくとか)もしています。
機内食(写真のピンボケは、ご容赦を)

 しかし、退屈時間には変わりないので、座席の液晶モニターに映る映画を見るとか、いい機会なので今までやっていなかったiPad内の写真整理をするとか、旅行記用のメモを書くなど、それなりのことはしてはいます。それでも、長時間フライトの狭い機内には変わりないですし、また、その機内は乾燥もしていることも改めて再実感しています。

  そのような時の楽しみと言えば機内食や
飲み物サービスなどです。私は、先の機内での「長時間」、「乾燥」から、客室乗務員さんがサービスして下さる機内食や飲み物は、毎回断ったことがありません。アルコール類(例えばビール、ワインなど)は、人それぞれ好みが違うのは当然でしょう。ただし、私の経験上だけですが、KLM、エールフランス、アリタリア航空など欧州系エアーラインのコーヒー、ジュース、アイスクリームなどは、どこも美味しく感じました。特に、ジュースが天然100%なのか、うまいなあと思いました。

 今回、KL870便の機内食サービスは、17日13時10分頃(日本時間)と、13時50分(ドイツ時間)にありました。1回目は、各自で選べたので私は和食の魚料理にしました。2回目は、カレーライスでした。日本の空港出発機なので機内食製造は、日本の会社ですから和食も可能でしょう。
それでもKLMの機内で、ご飯が2回も食べれたのは、良かったです。

 私は、食べ物に好き嫌いは、ほとんどありませんが、この歳になります、味がウンヌンと言う前に食べれること自体、まだまだ元気な証拠だなあと実感もしています。そして、「上げ膳据え膳」のごとく何もせずに座ってサービスを受けるだけですから、自然に客室乗務員さんへ、「ありがとう、サンキュー」と掛ける言葉も多くなりました。

(掲載日:2016年1月25日)
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(旅行メモ)
2015年12月17日(日本時間)
11時30分、KL870便、テイクオフ(離陸)
12時10分、(水平飛行後、しばらくして)飲み物サービス
12時15分、気流か北風の影響か、少し揺れる
12時25分、黄海の上空を飛行
12時40分、大連近くの上空を飛行
12時55分、中国北部を飛行
13時10分、食事
15時05分、ウランバートル近くの上空を飛行
15時35分、バイカル湖の南方の上空を飛行
15時35分、アルタイ山脈の北方の上空を飛行
17時25分、ノボシビリスクの北方の上空を飛行
18時30分、ウラル山脈の東側の上空を飛行
<ここからはドイツ・スペイン標準時間>
11時30分、ウラル山脈の西側の上空を飛行
11時50分、スィクティフカル南西側の上空を飛行
12時40分、オネガ湖南方の上空を飛行
13時15分、フィンランド湾の上空を飛行
13時45分、バルト海の上空を飛行
13時50分、食事
14時40分、デンマーク南側の上空を飛行
15時00分、オランダ北部の上空を飛行
15時25分、アムステルダム・スキポール空港へランディング(着陸)
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