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(写真1) ビヤホールのウィヒテル・フォイエルバッハ店の外観

(写真2) 中央:ビール醸造用タンク、手前:飲食用カウンター


シュトゥットガルト、ウィヒテル・ビヤホールなど
2015年12月19日
(ドイツ時間)
 前ページ「エスリンゲン観光その6、ケスラー醸造所、戦没者記念碑、聖母教会、救助犬など」には、エスリンゲンでの最後の観光となり、標題にある場所を巡りました。それだけでなく、クリスマス市、さらには帰りの橋の上でアーコーディオン演奏も聴き、旧市街地観光の良さを書いています。古都エスリンゲンは、まだまだ知られていない名所旧跡もあるようで、機会あれば再度訪れてみたい所でもありました。

(写真3) 楽器演奏中(スーパーのマルクトカウフ店前)
(写真4) ウィヒテル店(玄関ドア)、中央部にロゴマークあり
(写真5) 左側が、自家製生ビール(ピルスナータイプ)
(写真6) 中央部:サービスカウンター、右端側:玄関ドア
(写真7) シュッツガルト市の紋章付き有料トイレ 左側:全景、右側:拡大

 今回のページでは、そのエスリンゲンを後にして、宿泊しているホテルから歩いても20分ほどの所にあるビヤホールで昼食を食べたことなどを主に書いています。念のため、上記写真の左側は、ビヤホールのウィヒテル・フォイエルバッハ店の外観を撮ったものです。中央下部やや右側の青い四角枠が玄関ドアです。そして、右側写真は、店内中央部にあるビール醸造用タンクです。

道端で楽器演奏中
 私たち3人は、朝のエスリンゲン観光を終えて、ヴィルヘルム・ガイガープラッツ駅に戻ってきました。そして、特徴ある駅の出口付近を撮影しながら、グラーツァー通りを南南東方向へ歩き出しました。そして、既に「シュトゥットガルト、 ヴィルヘルム・ガイガープラッツ駅と買い物など」ページに掲載中のEDEKA(エデカ)と書かれた看板も見えてきました。

 その店から(先の駅から約240m)直ぐの所に四差路があり、そこを横断し今度は東北東方向へ伸びるシュッツガルター通り(進行方向右側=南側の歩道)を進みました。しばらく歩きますと、通りの反対側にあるスーパーチェーン店のマルクトカウフ(Marktkauf)シュッツガルト・フォイエルバッハ(Stuttgart-Feuerbach)店の前方で楽器の音が聴こえてきました。 (写真3を参照)

 このグループは、老若男女(学生から年配まで)おられたので、日本風に言えば「地域の吹奏楽愛好会」みたいな雰囲気でした。ただし、誠に残念ながら私たちが聴いたのは最後の曲で、しかも数十秒したら楽器を片付けておられました。そんな状況もあり、撮れた写真も(写真3)だけでした。

ビヤホールのウィヒテル・フォイエルバッハ店
 お腹もすきはじめた12時50分、私たちは、シュッツガルター通りの歩道から右折しました。 (写真1参照) そこからは、ビヤホールのウィヒテル・フォイエルバッハ店(Wichtel Feuerbach)のレンガ色が大きく見えてきました。

 (写真4参照) この店の正面玄関ドアには、文字とロゴマークがあり、上から順に「25 jahre Wichtel seit 1989」でした。これを意訳しますと、「1989年創業のウィヒテル店25周年」と言う意味でしょう。

 このウィヒテル(Wichtel)のサイトをみますと概略の歴史も掲載してあり、それを自動直訳しますと、次の<>内のことが書いてあるようです。 <1989年から、ウィヒテルは美味しい食べ物と、うまい自家製醸造ビールで、おもてなしをしてきました。>

 店内に入りますと、そう混雑してなくて、店員さんが好きな席を聞かれたので、私たちは(写真2参照) 店内中央部にドーンと置いてあるビール醸造用タンクの手前にあるカウンター席にしました。メニューを私が見ても当然チンプンカンプンなので、3人分まとめて姪が頼んでくれました。

 それは、2種類の生ビール、ロゼワイン、オレンジジュース、肉の煮込み料理、サラダ、キノコとほうれん草のピザなどを頼みました。なお、ご参考までに、生ビールよりジュースが高かったです。

 先に飲み物がきましたので、義兄が飲んでいたウィヒテル自家製醸造の生ビール写真を撮りました。それが、(写真5)です。ピルスナータイプの淡い黄色系で泡に細かく、ホップの効いたビールです。

 ここで話は脱線しますが、私の「聞いた言葉(もくじ)」シリーズで紹介しています第23回目、『ほんものの酒を!』の本を発売当時見ていていました。その本を参照して、本物のビール(ドイツのビール純粋令で造られたビール)は、泡が大変クリーミーで爪楊枝(つまようじ)が立つくらいと知りました。今回実験まではしませんでしたが、この店のビールも同じだろうなあと思いました。

 食べ物がくるまで、私は店内を10枚ほど撮ってみました。その中で、(写真6)のサービスカウンターでもお分かりの通り、展示用の缶や瓶ビールだけでなく、各種のグラス類、調味料類、箱などもキチンと整理整頓してあり、清潔で機能的でもありました。楽しそうなロゴマークも、親しみがありました。

 あと、家族連れなのか、幼児が子供用の椅子に、ちょこんと座って食べていました。そして、食べ終わった後なのか、子ども達(兄弟3人)が、フロアーの一角に敷いてあるカーペットの上で、車のおもちゃ類で遊んでいました。

 私は日本で、全国ビヤホール巡りとか、居酒屋巡りをした訳ではありませんが、このような光景は見たことがなく、「あー、こんなやり方もあるのだなあ」と思いました。あと、地下のトイレの廊下には、音楽・演劇などの案内チラシや絵葉書も置いてあり、その中で1枚もらってきました。

 そうこうする前後に、先に頼んでいた肉の煮込み料理、サラダ、キノコとほうれん草のピザなどの食事類も出され、どれも美味しく食べました。旅行出発時の前評判で、「ドイツ料理は、イマイチだ」みたいな話もありました。でも、それは、所によって、飲食店によって違うのであって、ここで食べてみて、その前評判は間違いであることを実感しました。。

 また、目の前のビール醸造用タンクとか、高い天井に沢山あるパイプとか、ここでないと見られない設備類は、それだけでも独特の雰囲気があり、なかなか食欲をそそるのに役立っていました。私たちは、入店後1時間強、食べたり、飲んだりしましたので、会計を済ませ店を出ることにしました。

シュッツガルト市の紋章付き有料トイレ
 ビヤホールのウィヒテル・フォイエルバッハ店で、しっかり食べたので、お腹も満足となりました。それならば、「また、歩き出そう」と言うことになり、この店に来たシュッツガルター通りの歩道を歩きはじめました。通りの両端には木立も続き、散歩などゆっくり歩くのに向いた歩道とも思いました。

 この通りには、先に紹介しましたスーパーチェーン店のマルクトカウフ店、銀行、薬局、(服飾)ブティック店、小物雑貨店などが目につきました。まあ、この通りを数百メートル往復すれば日常生活するには何でもそろっている感じに見えました。このように、ドイツだけでなくヨーロッパ各国とも、あるいは、どの地域も、どの通りも中小または家族単位の店でも活気あるのには、毎回目を見張るものがあります。

 しばらく歩いている内に、「あそこに有料トイレがある」との声がしました。 (写真7)参照 濃い茶色系の円筒式で、上部に金色の下地にSTUTTGARTとの文字入りと、シュッツガルト市の紋章(黒色の跳ね馬)が付いていました。ここから、しばし、この紋章やマーク談義が続きました。

 この跳ね馬のマークは、例えば車メーカーでは、ポルシェ、フェラーリなどが有名です。イタリアのフェラーリ社の詳細について、私は知りません。ただし、ポルシェは、ここシュッツガルト市が本拠地ですから、その由来で市と同じ紋章の跳ね馬マークが付いているのでしょう。

 トイレの中までは見ませんでしたが、外観はシンプルで頑丈そうな外板で出来ているようでした。また、この市街地やシュッツガルター通りの雰囲気にも良くマッチしていました。

明日にそなえて早目の就寝

  これまでに、数回歩いた通りを戻ってきますと、もう見慣れた感じのホテルに到着しました。ここで、外観写真などを撮り、部屋へ行きました。しばらくして、再度、夕食のためアパートへ行きました。3人から出た話は、今朝行ったエスリンゲン観光や、ビヤホールでの話題がほとんどでした。

 明日の朝は、大きなブドウ園の散策、さらに夕方にはバロセロナに向けて出発などの予定が入っていました。そのようなこともあり、「早目に休もう」と言うことで、再度、義兄とともにホテルの部屋に各々戻り、21時過ぎに早目の就寝となりました。

(掲載日:2016年8月15日)
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(旅行メモ)
2015年12月19日(ドイツ時間) シュッツガルト(Stuttgart)
12時35分、ヴィルヘルム・ガイガープラッツ駅、構内の壁にある黒一色の絵を撮影
12時45分、シュトウットガルター通り横の歩道で学生がブラスバンド演奏中
12時50分、ウィヒテル・ビヤホールに入る、生ビール、肉入りスープ、サラダなどを注文
14時10分、ビヤホールを出て再度来た通りを歩く
14時25分、ホテルに一旦戻り、アパートに出かける
17時00分、夕食
20時30分、ホテルに戻り、メモ記入など
21時00分、就寝

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