シールビーチ(4)(2008年11月23日、アメリカ、太平洋標準時)
						   シールビーチ(Seal Beach)の砂浜をゆっくり歩き、目の前に長い桟橋(ピア)のある所まで来ました。この時だけだったのかどうか分かりませんが、この砂浜にはレスキューのチームも待機されていたようでした。「あー、こんなところはアメリカはちゃんとしているなあ」、「レスキューには誰も彼もなれないとも聞いたよ」と言う話も出ていました。
          
           邪魔くさがりの私は、桟橋の入口に100m位戻るより、どこか砂浜から直接登るところがないか探したのですが、そのような階段はどこにもなかったようで、仕方なしに入口方面に向かいました。途中、この木製桟橋の柱なども触ってみましたが、しっかりした造りでした。常時、海風や海水が直接当たる最も木製にとって厳しい状況下、びくともしていない木の種類は何かと考えたのですが、どうも米松かなあとも思いました。
		  
            
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                  シールビーチ桟橋 (シールビーチ・ピア) 
                  (中央部に見張り台みたいな塔がある) 
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                  アザラシの銅像(シールビーチの象徴) 
                  (シール=sealとはアザラシのこと)
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                  シールビーチの砂浜 
                  (桟橋の上からハンティントンビーチ側を見たところ)
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		  シールビーチ桟橋(シールビーチ・ピア)
		     シールビーチのメインストリートから海上に木製の長い橋みたいに突き出ているのが、シールビーチ桟橋(シールビーチ・ピア、Seal Beach Pier)です。(Pierのことを「埠頭」とも訳されますが、私は今回「桟橋」としています)
		    
 ここの桟橋は、目算ながら長さ約500mあるようです。両側には街灯も立っていて、これがパリにあるような造りで夜になり点灯すると、なかなか趣のあるものだろうなあと想像していました。また、この桟橋の中央付近には、海上からなら高さ10m位あろうかと思える見張り台みたいな塔もありました。
		    
		     この塔が一見丁度小さな飛行場の管制塔みたいにも見えて特徴がありました。詳細は知りませんが、波打ち際から数百m位の位置にあったので、たぶんに遊泳客やウィンドサーファーの緊急時に備えて見張る監視台の役目を果たしていたのかもしれません。この桟橋の先端にはレストランもあるようでした。
		    
		    シールビーチの象徴、アザラシの銅像
		     この桟橋入口付近、海に向かって左手にアザラシの銅像が、何気なく置いてありました。ヨーコちゃんの方から「シールビーチのシール(seal)とは、アザラシのことよ。だから、ここにアザラシの銅像があるの」と言うことでした。
		    
	       等身大と言いますか丁度”アザラシ大”くらいの銅像は顔を上に向けて、私達の方を真正面にみつめているような、やや愛嬌のあるものでした。多くの方が触っておられるのか、テカテカと太陽光線に輝いている部分もありました。
	      
	       あと、ここの銅像とデザインは違うようですが、シールビーチ市(The City of Seal Beach)の紋章にも、アザラシのマークは使われています。かつて、今まで歩いて来た海岸にはアザラシがいたのでしょうか。それが元で、地名もシールビーチ(直訳すれば「アザラシ海岸」)と言っているのかもしれません。私達のいる間も残念ながら、アザラシ君達には砂浜でも海上でも出会えませんでした。
	      
	      桟橋先端でイルカを見た
	        先端まで歩いてみようと言うことで歩き出しました。先端に向かって行く時には完全に逆光線でしたが、波打ち際の上あたりから今度は後ろを振り返ると光のかげんも良くなり、そこから左右の海岸線を見た風景は、なかなかの好スポットでした。
	      
	       陸地側に向かって左がロングビーチ市側、右がハンティントンビーチ市側になり、遠くに高いビルもいくつか見えていました。両方の砂浜とも親子連れも何組か見えて、今の時季が11月下旬と言うことを忘れさせてくれる光景でした。
	      
	       あと、ここからだとウィンドサーファーの状況も良く見えて、しばし見学することにしました。そして、「以前ウィンドサーフィンをやっている人から初心者の人で、あのボードに立てるかどうかが、まずはポイントと聞いたことあるよ」とか、「あの人は落ちてばかり」、「あの女の子は、ちゃんと立って岸に行っているなあ」などと、自分たちはしたこともないくせに得手勝手な素人批評をしていました。
	      
	       そこからさらに進むと桟橋の先端には建物があり屋根の上には独特の形をした「RUBY's」((ルビーズ)の看板が出ていたレストランがありました。このレストランを回り込むようにして後ろに行くと、そこからは大海原しか見えませんでした。しばらく見ていると「あそこにイルカがいる」との声もかかり、目算で50m先の方に見えました。
	      
	       直ぐにカメラも構えたのですが、レンズキャップを外したりスイッチ入れたりしていたらピントを定める前に海に潜っていきました。この周辺は、イルカやアザラシなどが食べる魚類も多いのでしょうか。しばし、大海原の景色を楽しんだ後、また元来た桟橋を戻ることにしました。
   
  
    (掲載日:2009年6月8日) 
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  (旅行メモ)
  15時35分、シールビーチ桟橋(シールビーチ・ピア)
          アザラシの銅像、ウィンドサーファーなどを見る
  15時50分、桟橋先端から大海原を見学
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