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帰国 (2008年11月25日、日本時間)
 液晶テレビに太平洋やオホーツク海付近の地図が表示され続けていても「日本はまだかなあ、もう飛行位置は進んでいるかなあ?」と、ずっと見ていました。いちいちそんなことを思わなくても飛行機は、ちゃんと飛んでいるし、飲み物も何回かお替りしたので時間は経っていることは分かっていても、色々と無駄な考えをしていました。

 しばらくしていると、地図上で日本海上空付近が表示されるようになり、「いよいよ近づいてきたなあ」と思うようになってきました。05時過ぎた頃、たぶん朝食になると思ったのですが、このフライトで最後の食事のオーダーがあったので、私はフレンチ・トーストを頼みました。機内ではトイレで立つ以外は、ほとんど何もしていませんが、不思議とスイスイとお腹には入っていきました。

 コーヒーを飲んだ後、06時10分頃に「ファイナル・アプローチ」のアナウンスがあり、リクライニングを戻したり、簡単な身のまわりの整理をすると着陸を待つばかりになりました。アプローチ中のコースも空港周辺も夜は明けていなくて、その分いくつかの照明は輝いて見えました。

仁川国際空港、出発便の表示板

電飾(クリスマスの飾り付け?)
仁川国際空港に並んでいる航空機
アシアナ航空機内(A330-300)

仁川国際空港
 06時15分前にボーイング777機は、着陸しました。「あー、着いたねえ」、「やっと降りれるかあ」などの話もしながら降機準備をしていましたら15分後にはドアが開きました。偶然とはいえ往復同じだった客室乗務員が出口にいたので「ありがとう。さよなら」と言うと笑顔で挨拶が返ってきました。

 パセンジャー・ボーディング・ブリッジ(搭乗橋)にある窓からは、明るい照明の関係からか空港内の諸施設が良く見えたので、降り立った飛行機含めて数枚の写真も撮りました。カメラの先には、夜明け前の時間から働いている空港作業員の姿が見えました。

 福岡空港への出発までには、たっぷり待ち時間があったので再びビジネスラウンジに向かうことにしました。11月21日ロサンゼルス出発日に初めて来たのに何故かしら見慣れたようなターミナルビルに見えて、「あー、あそこに行けば、この前通った所だ」などと思って歩いていました。

 もう電光掲示板には、これから世界各地に出発する便がズラリと表示されていました。(右側上から1番目の写真参照)しばし見ますと、09時00分に5便出発を始めに、いずれも5分か10分間隔の出発時間帯で改めて忙しい国際空港なんだなあと実感しました。

  しばらくの間、ターミナルビルを歩いていると、エスカレーター上部にあって開放感のある位置にクリスマス用と思われる華やかな電飾がぶらさがっていました。(右側上から2番目の写真参照)大きなバスケットみたいな物に地球のような球体があり、そのまわりには星型などがあり、これがステンレスの金属でできているようで、見た感じよりは凝っているなあと思いました。

 ロサンゼルス便出発時に利用したビジネスラウンジに行くと、私達と同じような利用客がくつろいでおられました。タカちゃんが「シャワーを浴びてくる」と言うので、「あっそう、そんなものまであるのか」と思い後で見ますと、なるほどシャワールームがありました。

 私は、特に何もすることがないので飲み物をもらいながら、段々と夜が明けて行く大きな窓をボンヤリと眺めていました。それから、さらに時間つぶしのため一人でラウンジから出てターミナルビルをウロウロすることにしました。出発便が重なりつつあるのか、到着した頃より一気に人波が増えた感じで、お土産店やお洒落な店の前では様々な語らいが見えました。

 私はスポットの良く見えるゲート側の窓でカメラを構え見ていると大韓航空(KAL)とかアシアナ航空などの機体が10機づつ位ズラリと並んでいました。(右側上から3番目の写真参照)「あー、やっぱりここは韓国の空港だなあ」と実感しつつ、同じ塗装した航空機がこれだけの数並ぶと壮観でもあり、写真を何枚か撮って戻ることにしました。

 シャワーを浴びてさっぱりしているタカちゃんと今までの報告をしばらくしていると、段々と出発時間が近づいてきました。出発ゲートに行くと、先ほどの並んでいた機体が再び見えたので今度はタカちゃんから貨物専用機、コンビシップ(乗客と貨物の混合機)の特徴点などを教えてもらいました。

 09時過ぎに機内案内のアナウンスがあり、ソファーから腰を上げ、歩き出しました。今度のアシアナ航空132便(OZ132)の機体は、エアバスA330-300でビジネスクラスはかなり空席がありました。(右側上から4番目の写真参照)窓際の席に座ると、客室乗務員が入国審査カードを持ってきてくれました。

 09時30分にプッシュバックが開始され、その10分後には轟音とともに離陸しました。今回は窓からの風景も良く見え、いつかまた機会あれば今回みたいに通過(トランジット)とではなく、2拍3日くらいで韓国旅行もしてみたいなあと考えていました。

福岡国際空港へ着陸
 しばらくすると液晶テレビでは「高度5500m、速度722km、外気温マイナス30度」などを表示していました。水平飛行に入り食事のオーダーがあったので今回は、幕の内弁当を頼みました。食事も終りコーヒーを飲みながら先ほどもらった入国審査カードを全部書き終えると、これであとは着陸を待つばかりでした。

 離陸してから50分した頃でしょうか眼下には、上空から何十回か見たことのある玄界灘らしい海や緑濃い山が見えてきて、さらに機体は高度を下げているようでした。「あー、いよいよ着くなあ」と思いながら眺めていると、ぐんぐん地上が近づいてくるようで、ドーンと言う感じで着陸しました。

 この空港を出発したのは、そんな先のことではないのですが、やっぱり帰国したのだなあと言う実感が湧きました。機体は所定のスポットに入り、間もなく降機のためのドアも開き、客室乗務員にお礼の挨拶をしながら足は少し速足になっていたようです。機内で書いたカードやパスポートを提示しながら再入国の審査を受けると、あとは手荷物受領と、その審査だけでした。

 申告すべきお土産などは何もなかったので、スムースに通過しました。到着ロビーから長崎行きバス方面に向かうと今回の全ての旅行は終りました。

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閲覧に感謝しつつ、これからも新規掲載ページは続けていきます。
 これで一応今回の『カリフォルニア旅行記』の中で「見たまま聞いたまま食べたまま風の日記」は終わりとなります。しかし、今回の旅行で初めてながらアメリカを少しだけでも実際見ることが出来ましたので、今後も「アメリカあれこれ」みたいな雑記帳か、コラム風なページ掲載を準備をしています。「あとがき」は全ての掲載ページが終了しましたら、その時点でまとめ的に書く予定にしています。

 私のつたない文章ながら今まで閲覧して下さった皆様へ感謝申し上げます。また、今後の新規掲載ページについても、よろしく、お願い致します。

(掲載日:2009年7月22日)
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(旅行メモ)
日本時間11月25日
05時00分、日本海付近の上空を飛行
06時10分、仁川国際空港へのファイナルアプローチ
06時15分、仁川国際空港へ着陸
06時20分、写真撮りながらラウンジに向かう
06時30分、ラウンジで休憩、ターミナルビル内を見学
08時50分、ゲートで航空機などを見る
09時05分、アシアナ航空132便(OZ132)の機内に入る
09時40分、OZ132離陸、
10時35分、福岡国際空港へ着陸
10時45分、入国審査など
<旅行終了>
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