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ウエストウッド・メモリアルパーク  (観光地や映画ロケ地紹介の第14回目)

ウエストウッド・メモリアルパーク(マリリン・モンローのお墓がある所)

ウエストウッド・メモリアルパーク
(最初、芝生の公園みたいに思えた)

マリリン・モンローのお墓
(奥の壁、左から2列目の下から2番目)

マリリン・モンローのお墓
MARILYN MONROE 1926 - 1962
(常に新鮮な花がたむけてあると言う)

 2008年11月、カリフォルニやグランド・キャニオンなどの旅行で行った観光地や映画のロケ地紹介の第14回目は、ウエストウッド・メモリアルパークです。この場所が、映画のロケ地に登場しているかどうか調べきれていません。たぶん、あまりないと思います。ただし、ここに眠っている映画スターは、男女問わず、それこそキラ星のごとくおられます。

 その方々の中には、アメリカ国内だけでなく世界的に有名なスターもいます。特に、マリリン・モンローは、私の世代よりは上の方なら誰でもご存知だと思います。ですから、今回の見出しにもウエストウッド・メモリアルパーク(マリリン・モンローのお墓がある所)としました。

ウエストウッド・メモリアルパーク
 この場所は、けっこう分かりずらい所です。概要から先に言えば周囲が、近代的なビルに囲まれていて、一見しただけでは墓地があるとは思えないからです。私は、この霊園がいつからあるのか知りませんが、当初から、このような雰囲気の所ではなかったと想像しました。いずれにしても、現在では、周囲にビルがあるので、ここの住所や近くを走る通り名が分かっていても、なかなか分かりずらい所のようです。

 私達の場合は、UCLAの見学から「次にリトル・トーキョーに行ってみよう」と言うことで、ウィルシャー大通りを走行し、その途中で右折して、しばらく進むと、どうも通常の進入コースとは違って墓地の裏口方面から中に入りました。

 普通に入れば、墓地入口近くの生垣の壁みたいなところに茶色の御影石に白文字で「Westwood Village Memorial Park And Mortuary」と書かれた看板が見えます。ここは一般にはウエストウッド・メモリアルパーク(Westwood Village Memorial Park)と呼ばれているようです。

 ざっと見た広さは500坪より大きな感じです。また、霊園に広がる芝生は、手入れの行き届いた芝生の公園と言う表現がぴったりする所です。そのような雰囲気から最初、私は、ここが墓地と思えず「まわりビルなのに綺麗な芝生の公園もあるのだなあ」との印象を持ったほどです。

 霊園の周囲をまわる車道横の屋根下にある、まるで大きな引き出し式の書庫みたいに上下左右に並んでいる墓があります。(右写真の上から2番目参照)この書庫みたいなところにマリリン・モンローのお墓(右写真の上から3番目)があります。

 この場所は、他と比べて直ぐに分かります。まわり白い壁なのに、そこだけファンの方の口紅や手垢で汚れてしまったのか、変色していました。奥の壁に向かって左から2列目の下から2番目です。そこには浮かび上がるような金の縁取りのプレートに同様の金文字で「MARILYN MONROE 1926 - 1962」とあります。

 国語辞典の大辞泉には、次の<>内の通りに書いてあります。<マリリン・モンロー(Marilyn Monroe、1926〜1962)、米国の映画女優。性的魅力とナイーブさで人気を得た。出演作「ナイアガラ」「紳士は金髪がお好き」「七年目の浮気」> このように辞典にも掲載されるほどの女優さんですから、これ以上の詳細を知りたい方は、検索サイトで調べて頂くと、それこそ星の数ほど英語版だけでなく日本語版紹介ページもあるようです。

 このモンローのお墓には、熱心なファンの方から、綺麗で新鮮な花がたむけられています。(右写真の上から3番目参照)。「虎は死して皮を残し、人は死して名を残す」と言う名言もあります。マリリン・モンローの場合は、その生前の名声に比較して幸せなことばかりではなかったようです。でも、このような花を見ますと、今なおこうやって世界中の方々に慕われ続けられているようで、改めて凄い人だったのだなあと敬服するばかりです。

 あと、私なりに色々とサイトで調べたところ、このウエストウッド・メモリアルパークには、マリリン・モンローだけでなく、俳優のジェームズ・コバーン、バート・ランカスター、ジーン・ケリー、女優のナタリー・ウッド、エリザベス・モンゴメリー、ファラ・フォーセットあるいは、歌手のディーン・マーティン、ペギー・リー、ロイ・オービソンなど、そうそうたる方が何十人も眠っておられるようです。ここの霊園地図にも有名な方の名前がありますので、ご参照願います。

 このような名前を見聞きしますと、例えば映画ならその名場面、音楽なら思い出深いヒット曲などが、どなたにも印象が残っておられるのではないでしょうか。私自身も、このような方の詳細は分からずとも、いくつかの映画や音楽シーンが、頭の中をグルグルまわってきます。しかも、いずれの方も個性や特徴があるので、いつの時代になっても色あせることなくテレビの映画番組やCM音楽などで度々見聞きします。
私の関係ホームページ
 カリフォルニア旅行記』(目次ページ)
 フランスあれこれ』(目次ページ)

 墓地が観光地かどうかを問われるかもしれませんが、ロサンゼルスのウェスト・ウッド方面に行かれた場合、時間あれば寄られたらどうでしょうか。ハリウッドなど賑やかな雰囲気もロサンゼルスにはある中で、この一角は都会の喧騒を忘れさせ人によっては数々の思い出さえもよみがえってくるような所でもあります。

(掲載日:2011年3月22日)

    
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