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花写真集

サクラ(桜)


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撮影場所:
 大村市今富町
撮影日時:2012年4月2日
 掲載年月日:2012年4月2日

  <撮影メモ> 長崎県大村市の桜と言えば、さくら名所百選(財団法人日本さくらの会) に選ばれた大村公園の桜が有名です。ただし、大村市には例えば野岳湖公園、裏見の滝シャクナゲ公園、その他いくらでも桜の綺麗な所はあります。中には各学校の校庭に咲く桜も、なかなかいいものです。

 そのような有名所ではなく、どちらかと言いますと人知れず咲く山桜やあまり桜名所にはなっていませんが、ひっそりと静かな桜もいいのではないでしょうか。そのような中の一つとして今回、今富町の高野権現の周囲にある桜を紹介します。

 左上側写真の左下に高野権現の鳥居が見えます。この周囲には、そう多くの本数ではないのですが桜の木があります。また、今年は"花3種類同時観賞”と言いますか、桜、菜の花、薄い黄色水仙が一緒に楽しめました。

 あと、桜の歌と言えば数多いですが、私が学校で習って覚えているのが、平安時代、在原業平(ありはらのなりひら)が詠んだ世の中にたえて桜のなかりせば春の心はのどけからまし(古今和歌集)です。この意味は、概要「この世の中に桜さえなければ春の季節は、のんびり、ゆっくりと出来るのになあ」と言う感じと当時の先生に教えて頂きました。


 平安時代を代表する美男子でプレイボーイの
在原業平ですから、この桜の時季は、それはそれはせわしく色々な所を駆け巡っていたのでしょう。ですから、この和歌は、ある意味、この時季の本音そのものを詠んだのではと想像しています。

 桜は、パッと咲いてパッと散るので日本人の心情に合っているとも言われていますが、素人の下手なカメラマンにとっては、やっぱり、もう少しは長く咲いていて欲しいなあと毎年思います。業平ならずとも、なんか忙しい感じはしますね。


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