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聞いた言葉・第15回目、
全ての確信は希望であり、また希望こそが最大の確信でもある。

全ての確信は希望であり、また希望こそが最大の確信でもある。

 このことば、今年(2002年)9月6日結婚を発表された歌手の宇多田ヒカルさんのホームページに書かれていた内容です。私は、この言葉を翌日の新聞各紙で見ましたが、率直に言って著名な歌手で19歳の若さでの結婚発表自体にまず驚きました。同時に、この言葉にも「えっ、スゴイなあ、こんなこと言えるとはなあ・・・」と言う感じでした。

 私は、このページの「聞いた言葉」シリーズで、20歳いかない方の話しを取り上げたのは、今回が始めてです。私が聞いてきた範囲内で考えれば、どんな方でも耳を傾けたくなるような話は、年齢に関係ないような気がします。

 たとえ、それなりの年齢になろうが、「三つ子の魂百までも」で、オッチョコチョイの性格で失敗ばかりしている私の例を出すまでもなく、「いい年取って、なんてアホなこと言うのか」と思うような方も世の中いらっしゃいます。

 私は、この宇多田ヒカルさんの言葉で、まず注目したのは、「・・・でもなにが起こるか分からない世界なら、全ての確信は希望であり・・・」と言うくだりです。詳細なことは知る由もありませんが、本人は、かなりこの件で考えておられ、その最中に病気にもなられ、療養中も含め今まで多くのことがあったと思われます。

 そんな中、互いに励まし合って今後ともに歩み続ける方の存在も含めて、本人が『確信』するさまざまな事柄があり、それが『希望』なっていったということなのでしょうか。確かに、今の情勢は、「なにが起こるか分からない世界」ではあると思います。

 近くは自分や家族・親戚の病気や事故、その他多くの失敗・問題など、広くは日本・世界の動きも入れれば、直接間接影響を受ける時代ともいえるでしょう。そんな中、日常のあれこれに忙殺されて、見失なっているような将来見通し、漠然と思っている今の姿。

 日常の不確かな事柄の中から、あることに確信持てることは、次への展開への自信にもなるでしょうし、それが希望になることは新しいエネルギーの源かもしれません。 (記:2002年9月22日)

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