聞いた言葉・第236回目、「政治(政局)の流動化は国民との矛盾」
・用語解説:政治とは、「1 主権者が、領土・人民を治めること。まつりごと。 2 ある社会の対立や利害を調整して社会全体を統合するとともに、社会の意思決定を行い、これを実現する作用。」 政局とは、「1 ある時点における政治の動向。政界の情勢。「政局が行き詰まる」2 首相の進退、衆議院の解散など、重大局面につながる政権闘争。また、安定政権」(デジタル大辞泉より) 今回の言葉について、高齢者の上野にとって何か特定の書籍やマスコミの評論家だけでなく一般に、まだ私が若い頃から何十回と見たり聞いたりしてきました。また、そのようなこともあり、似たような事柄をこの「聞いた言葉シリーズ(もくじ)」の第111回目、『首相辞任のキーワード=国民との矛盾』や、第224回目、『国民との矛盾政治は行き詰まる』ページなどにも掲載中ですので、その点は、ご了承願います。 どの国でも(独裁者のいる国も含めて)国民の声を無視した政権与党あるいは大政党などは、一見、強く安定しているようにも見えます。だから中には多数をもって強権発動してきた事例も、これまた何十回となく各種報道から私も知っています。それらを知ると、強い力も名もない一般庶民は、日頃「どうやっても政治は変わらない」「庶民が動いても訴えても何ら変わらない」と、あきらめている方々も、たくさん見聞きしてきました。さらに極端に表現すれば「絶望の境地」になっている人の言葉も聞きました。 また、その国民(庶民)が、何かの選挙で今までにないような投票結果を得たとしても、直ちに良くなったと実感しにくいこともあったことでしょう。それは、聞いた言葉・第119回目、『カレーライスとライスカレーの違い』とか、聞いた言葉・第234回目、〈『ゆ党』は与党の補完政党〉の政治だったことでしょうか。生活苦は限度限界があるのでは ただし、このような国民が望まない、生活苦が続く状況に我慢し、耐えて、あるいは諦め絶望していくだけでしょうか? 庶民の暮らしぶりは、いくら努力しても日々の諸物価、医療費、教育費などをはじめ生活上、欠くことのできない必要経費の値上がり続きは、限度限界もあることも確かです。 ここで、明治時代の俳句からです。俳人で石川啄木(たくぼく)の有名な俳句に「はたらけど はたらけど猶 わが生活(くらし) 楽にならざり ぢつと手を見る」(「一握の砂 」1910年発表より)があります。この句は、当時の啄木の生活状況を詠んだ内容です。しかし、2025年現在の勤労者でも年金生活者でも、この生活苦の状況の意味合いは、ほおんど変わらないのではないでしょうか ---------- (これ以降の原稿は、現在、準備中。しばらく、お待ちください。)----------------- --------------------・・・--------------------・・・-------------------- (初回掲載:2025年12月8日、第二次掲載日; 月 日) |