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まとめ

 私は今回、家作りと言うのはなんと多くの方に接してお世話になったのかと、つくずく実感しました。住宅メーカーに頼むと極端な話し、設計段階は別としても、あとは地鎮祭、完成祝いの出席だけでも本人としてはことたりるかもしれません。

 ある大工さんから「施主さんの中には地鎮祭から完成祝いまで見たことない」と聞いたこともあります。数多くの業者の方と話しするのはわずらわしいと思う方もいらっしゃるかもしれません。

 ただ、私は個別発注形式でしたので、全ての業者さんと接するチャンスに巡り会いました。それも、その日その場で「敷段の高さは?」「蛇口位置の希望は?」「壁の色は?」「階段の広さは?」など、聞かれたら即断する場面もありました。不慣れなため少しの緊張感と、本当に自分の考えも入れて作られていくんだんなあと言う充実感がありました。

 全部旅行代理店任せの○○ツアー形式でなく、全て自ら予約や手配を行い、段々、楽しい気分になっていく旅行前のプランニングと旅行真っ最中含めて味わったような感覚でした。当然知らないことも多くありましたが、その点については子供がするような質問についても丁寧に業者さんから教えて頂き、心配にはなりませんでした。

 私として、家を建てると言うことは今まで知らなかったことを勉強し、人の輪を広げることだと思いました。

 それとこれだけの丸太や天然素材を使う以上、改めてその自然、大きく言えば地球環境保持のため、自分に出来る力は限られているかもしれないが、何かしなければと思うようになりました。「言うは安し、行うは難し」と言いますから、小さなことからやろうと考えています。

 この『私のログハウスは』のパンフレットはあくまでも私のログハウス建設経過実績と思い書きました。しかし、皆様にこれを読んで頂き、率直な批判あるいは「ここは少し参考になったよ」などの感想を寄せて頂ければ無常の喜びです。

 最後に、私の文章をご一読して頂き本当にありがとうございました。今後とも、皆様どうかよろしくお願いいたします。(記:1998年3月)

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