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はじめに
 この旅行記は、1996年にローマとパリに行った時のものです。話は最初から少し脇道にそれますが、私は学生時代、勉強嫌いでした。でも、双子の甥・姪は、小・中学校の頃より勉強好きで何にでも興味を持ち、私が行った国内の47都道府県やヨーロッパ旅行についても、帰省した時などに熱心に質問を受けました。

 その甥・姪も1996年春にそれぞれ大学に入学しました。(念のため、当然現在は、二人とも社会人です) 私は、これよりもずっと以前からログハウスを建てたいと言う計画もあり、その目標に向かって当時準備をやっていました。また、もうこの時点では大阪空港の会社を退職するカウントダウンに入っていました。

 それで、この時期を逃したら海外旅行などは、再就職先や生活との関係から、なかなか行けないだろうなあと思っていました。田舎に戻る前に、甥・姪の入学祝も兼ねヨーロッパに行くことにしました。事前に二人に希望を聞いたところ「歴史のある所に行きたい。ゆっくり巡りたい」みたいなことでした。ならば、ローマ、パリの2都市のみの旅行が良いだろうと判断しました。

 この2都市は、私も1986年の『ヨーロッパ3空港調査旅行』で行ったこともあるし、案内しやすいだろうと思いました。また、私は外国語は全く話せませんが、大学生の二人なら少しはいけるかなあとも思っていました。二人の父(私からは義兄)と合計4人の旅行となりました。

 私の方で知人の方に航空券やホテルのなどの手配を頼み、結果『ローマ・パリ旅行』は、1996年8月29日〜9月7日(ローマで3泊、パリで4泊、他は機中泊)となりました。「現地では、けっこう時間取れるから、とにかく歩きまわろう」と皆で打ち合わせてしていました。

 その時のローマ・パリ旅行をまとめたのが、今回の『ローマ・パリ旅行記』です。この旅行記は今まで掲載しています『ヨーロッパ3空港調査旅行記』、『スイス・パリ旅行記』、『ストラスブール旅行記』と同じように「見たまま、歩いたまま、食べたまま」の書き方には違いはありません。

 ただし、今回の旅行記は閲覧する方には見にくいかもしれませんが、(5分刻み、15分刻みみたいな)時間割風に行った所や見たところを書いています。その都度、見学した所の概要説明とか、私の感想みたいな一口メモのようなことも書いています。

 なにせ(2006年現在)約10年前の旅行ですから、思い出しながら整理しながら旅行記を書いていきますので、全体の掲載には相当期間かかるかもしれませんが、ご覧頂ければ嬉しい限りです。
(掲載日:2006年1月25日)

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