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タルト・フランベ
タルト・フランぺと白ビール

 ストラスブールでの夕食は、結婚パーティーを除けば、2回(2004年6月17日、18日)食べに行ったことになります。まず、17日ストラスブール最初の夕食は、泊まったホテル・カルディナル・ドゥ・ロアンの玄関左隣りみたいなレストラン「LE GRUBEER」店のテラス席でした。

 もう時間は、21時30分なのにまだ明るい感じで、メニューを見ました。4人とも全部違うタルト・フランべ頼み、それをそれぞれに分けて食べようと言うことになりました。

 飲み物は、白ワインのゲヴェルツトラミネールを頼んでもらい、タルト・フランベは、(普通の)アルザス風、シャンピニオン(マッシュルーム)風、グラタン風などを注文しました。

 まず、ワインが運ばれてきました。試飲役は私でしたので、一口飲むとこのゲヴェルツトラミネールは、口の中一杯にフルティーナーな香りがするのです。(このワインについては、後のページ=「アルザスワイン街道のワイナリーのページ」に詳細に書く予定です)

 あと、姪から教えてもらったのですが、ワイングラスの足の部分が緑色しているのと、瓶の形状がすっきりスマートなのが、アルザス地方の特徴だそうです。その後、この二つの特徴は、指摘通りで違う店やワイナリーでよく見ました。

ホテル裏にあるレストランのテラス席
 タルト・フランベと言えば、名前だけは聞いてはいたのですが、私は、「イタリアのピッツァみたいな物」と思っていました。ですから、形も丸型で分厚く大きい皿にのったイメージを先入観で持っていました。

 しばらくすると、木の板に乗った各タルト・フランベがテーブルに乗せられました。私は、初めてなのでカメラに納めようと、立って2枚ほど撮っていましたら、姪から「早く座って、食べて」とおこられてしまいました。

タルト・フランベは、形も四角でしかも適当な大きさに最初から切ってありました。これなら、皆さんで分け合って食べるのが便利だなあと思いながら、数個づつ各自取り分けました。厚さもピッツァよりも薄く、生地の上には、玉ねぎやベーコなどがのっていました。

 味自体もこってりチーズいっぱいのピッツァと違ってあっさり風で、歯ごたえも良く、サクサク感がありました。お腹の具合にもよるかもしれませんが、ピッツァより軽目なため、素直に入りやすい感じがしました。

クローネンブルグのビール

 チーズそのものも、ピッツァのチーズと違っているようでした。当然、ワインのゲヴェルツトラミネールとも合っていました。4人とも食が進み、残すことなく1日目の夕食は終わりました。タルト・フランベは、7から8ユーロくらい(約950円から1100円)でしたから、お手頃な郷土料理だなあと思いました。

 ストラスブール2日目(2004年6月18日)の夕食は、泊まったホテルの1階(ただし玄関口の裏側の)レストラン『DR’ MUENSTERSPATZ』のテラス席に20時30分前に座りました。日本なら、もう充分夜の時間帯なのに、私たちが一番客でした。

 今回は昨日と同じアルザス風タルト・フランベばかりではなく、各自考えたオニオンスープ、野菜スープ、サラダ類を注文しました。それに、皆で飲むワインは、ブルゴーニュ産のロゼでした。プラス私は、以前姪から話しに聞いていた白ビールを頼んでもらいました。

 まあ、真っ白けのビールは来ないとは思いましたが、テーブルに乗せらたビールを見ると、日本でよく飲む薄い黄色のピルスナータイプと見た目いっしょでした。

 「これが白ビールかあ。少し白く見えるのかなあ」と、トンチンカンなことを言いながら、一口飲んで見ました。味の方も、ピルスナータイプのビールと、ほぼ同じでした。

 私は、今までロンドンのパブでエールとかビターのビールを飲みましたが、色が茶色もしくはエンジ色にも近いような濃いものもありました。それで、この白ビールは見ようによっては白色に見えるのかなあと思っていましたが、どうもそれは私の間違いで、見た目の色とは関係ないようです。

私のホームページ、アルザス料理関係ページ
アルザス料理とお菓子
リクヴィルのページの「WINSTUB Le Bistrot」

 正確さに欠けますが後で調べたところ、この白ビールは大麦だけでなく小麦の麦芽も入れて作るタイプを言うみたいです。この日飲んだビールの醸造メーカーは、クローネンブルグ(KRONEMBOURG)で、アルザスだけではなくフランスでも有名なビールメーカーです。(掲載日:2004年7月25日)


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