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あとがき

 この『ストラスブール旅行記』も、あとがきを書くことになりました。今年(2004年)6月に行った旅行で、内容は「歩いて、見て、食べたまま風」のページながら、A4サイズベースで約60ページになりました。今回は、カメラ関係含めてまとめにしようと思いました。

 フランスはこれで4回目になりましたが、ストラスブールやアルザス地方は始めてだったということもあり、けっこう強い印象が今なお残っています。

 また、この地に3年近く留学していた姪のおかげで、言葉にも、歩き回るのにも何ら不自由しませんでした。英語・仏語両方話せない私にとって、言葉の壁や道不案内の重荷は相当なものですが、その分が全くないのはなんといいものか改めて実感したものです。

 旅先では色々な失敗、同行者やたまたま電車やバスに乗り合わせた同乗者などと色々なことも、ママあるものです。しかし、今回は同行者の方も素晴らしく、私が皆様に迷惑をかけた以外は、ほぼ全て順調で毎日気持ち良く眠りについていました。

 今回の海外旅行で初めてデジタルカメラを持って行き、約450枚撮影しました。いずれ印刷用にもなればと思い、総て横2048×縦1536ピクセルサイズで撮りましたが、中にはピンボケその他10数枚あり、途中「なぜかなあ?」と液晶画面を何度も見たこともありました。

 帰国して、あまりにも単純な失敗理由に「なんだあ」と思っても後の祭りでした。まあ、でもそのようなこともあるからこそ、逆に残りの写真全部が余計に良く撮れたみたいにも思えました。念のためにホームページ掲載しています総ての写真は、サーバのメモリーの関係上、画像が相当荒っぽく見えますので、ご了承願います。

 あと、風景や観光地撮影は、今回持って行った広角から望遠までいけるデジタルカメラでもいいのですが、例えば料理、お菓子、室内展示物などは、手の平に乗るようなハンディータイプカメラがいいのかなあとも思いました。

 なぜなら、一眼レフタイプみたいなカメラは、やはり構えが大きくなり、目立つし、気兼ねもし、撮りたくても写さなかったのもありました。それにメインのカメラが調子悪い時の予備用で,、ポケットに一台あれば安心でもあるなあとも考えました。

 旅先から帰って来て、家族、親戚、友人・知人などに何を話し、聞かれたらどんな応えをするかで、その旅行のまずは第一印象だろうと私は思っています。

 その意味からして、私はこれまでに数回ずつ行ったパリやローマの印象は、学生時代に習った教科書に出てくる名所旧跡みたいなことや大都会としてのよもやま話しでした。これはこれで、いいかなあと思いました。

 しかし、今回行ったストラスブールやアルザス地方は、アルザス料理やアルザスワインの話しは当然のことながら、古い家並をそのままに人に優しい街づくり、小規模の商店や家族経営の農業を大事にしていることなど、今までと違った話しやアルザス経済状況までしていました。

 この地方は、今まで様々な苦難の道も含めヨーロッパの十字路として独特の長い歴史があります。逆に、そのような歴史があるからこそ、ヨーロッパ連合(EU)議会に象徴されるように、ある種 先進地域でもあります。

 今回この旅行記を書く時、一番苦労したのが、田舎に住んでいる関係上もあるかもしれませんが、ストラスブールやアルザス地方を紹介しているガイドブックや本が書店になかったということです。

 現地でもらったパンフレットやチラシも参考にしながら、不足分は手帳や写真をたよりに、あるいは全く仏語が読めないのに写真や地図なら私にも分るだろうと思い、フランス語ホームページも繰り返し見ました。

 今後、ストラスブールやアルザス地方の注目度は、さらに大きくなると思います。できれば、どこかの出版社から、あんな沢山出ているパリやローマ並とは言いませんので、せめて数冊、この地方のガイドブックや旅行関係本を出して欲しいなあと願っています。

 私自身「はじめに」のページも書きましたが、このストラスブールやアルザス地方は、
地方の良さ、人の暖かさを感じる地域でもあると思っていますので、そのような本が出版されたら、真っ先に買いたいと思います。

 歴史、料理、ワイン、経済、建物、言語、人の往来その他、色んな分野で興味のつきないストラスブールやアルザス地方ですが、また、何にかの機会あれば訪れたい所でした。

: 最後になりましたが、私の『ストラスブール旅行記』を閲覧して下さった皆様、本当にありがとうございます。Eメールなどで感想を下さった皆様、このページを借りまして重ねて深く感謝申し上げます
(掲載日:2004年10月1日)

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