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湖と湖の間

 列車は定刻の10時28分ベルン駅を列車は出発した。車内販売がまわってきたのでビール購入、2.5フランだった。河原井さんが「仲間内からスイスらしい写真を撮ってきて欲しい」との依頼があった等の話しが出ると、すかさず「あのスイス国旗を撮ったら、一番スイスらしいよ」と小林さんが言われ一同爆笑した。

 列車は定刻の11時21分にインターラーケン・オスト駅に到着した。インターラーケンの由来は「湖と湖の間」と言う意味だそうだ。オストとは「東」の意味。ちなみにインターラーケン・ヴェスト駅も通過していてヴェストとは「西」。二つの湖とはプリエンツ湖とトウーン湖である。

 乗り換えのため時間待ちした。オスト駅構内で写真を数枚撮った。ホームから見える山はさらに紅葉していた。今度はベルナーオーバーラント鉄道(BOB)別の線路で10分後にはインターラーケン・オスト駅を出発した。線路がかなり大曲で進行している所には飛行場があった。緊急時には飛行機が離発着するのだろうか、今回は機体は見えなかった。

 しばらくすると左手に山全体に地層がむき出し、大きく褶曲・湾曲した形状が見えた。「学生の頃習った地学の教科書に出てくるような地層がむきだしですね」等話し、牧場の緑とコントラストがあざやかだった。(1994年1月1日記す)

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