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ミスター・ロンリー(Mr. Lonely) | 私の聴きたい音楽(曲)シリーズ |
今回このページを書くにあたって、次のページを引用・参照しています。それは、「世界の童謡・民謡」サイトの「ミスター・ロンリー Mr. Lonely 歌詞の意味・和訳」です。 先のリンク先ページには、この曲について次の<>内(青文字)が書いてあります。 <FM ラジオ「ジェット・ストリーム JET STREAM」テーマ曲として有名 『Mr. Lonely』(ミスター・ロンリー)は、アメリカの男性歌手ボビー・ヴィントン(Bobby Vinton/1935-)が1964年にリリースしたポピュラーソング。 フランスのフランク・プゥルセル(Franck Pourcel)楽団によるイージーリスニング(インストゥルメンタル)版は、TOKYO FMのラジオ番組「JET STREAM(ジェット・ストリーム」テーマ曲として長年使用された(詳細は後述)。> この曲は、上記のリンク先ページの和訳からも分かる通り、兵役についてホームシックにかかった兵隊の寂しくて仕方がない、早く自宅(故郷)に帰りたい心情を表した内容です。そして、これは兵役についていたボビー・ヴィントン自身の実体験から作詞されたものとも言われているようです。
FMラジオ「ジェット・ストリーム」オープニング曲として良く聴いた 歌手のボビー・ヴィントンより先に私は、先のFM ラジオ「ジェット・ストリーム JET STREAM」のオープニング曲としてのミスター・ロンリーについて書きます。私がこのFM番組を良く聴いていたのは、高校生の終わり頃から就職して大阪空港での二十歳代でした。 そして、番組冒頭テーマ曲が、この曲でした。ただし、歌唱ではなく、フランク・プゥルセル楽団によるインストゥルメンタル曲だったと思います。この番組の司会者「パイロット」の城達也さんの声は、聴きやすく、その時々の話題も淡々と話され、自然に耳に入ってくる素晴らしい語り口でした。 その中でも番組冒頭で、先の「ミスター・ロンリー」の曲に乗せて、「遠い地平線が消えて、深々とした夜の闇に心を休める時、遥か雲海の上を音もなく流れ去る気流は、たゆみない宇宙の営みを告げています。(以降、省略)」と言う下りは、私も何十何百回と聞きましたので当時暗記するほどでした。 さらに個人的な感想ながら、この深夜番組は、眠る前に海外の観光地などの紹介と、それに合わせたようなイジーリスニング曲が多かったです。名実ともに田舎育ちの者からすれば、この城さんの語りと曲は、都会的な洒落た感じでした。そして、番組最後の曲が、いずれ紹介予定の「夢幻飛行」という曲も良く、まるで吸い込まれるように眠りにつく感じでした。 オールディズの名曲では FM番組の話が多くなりましたが、オールディズファンとして、「全国ケントス巡り」などをしていた時、男性ボーカルの歌を聴いて、改めて元歌は、ボビー・ヴィントン(Bobby Vinton/)だったのだなあと思い直したしだいです。彼の写真は、ホームページやyoutubeで見ると20代の頃が多いようです。切々と歌う声も良いですが、なかなかの男前でもありますね。 この曲は、歌詞の意味からして現在にも何かを語りかけているような気もします。それは、自ら望んで兵役に就いた訳でもないし、早く自宅(故郷)に帰りたいとの心情は、(2025年現在で)64年前に大ヒットした当時も現在も兵士にとって変わらないのではないでしょうか? 特に、何の理由で戦争・紛争地にいっているのか分からない毎日が続くのは、誰でも耐えられないものでしょう。いつの時代も平和が一番、故郷が第一に良いとの心情を歌い上げているような気がします。このミスター・ロンリー曲も、やはり現在でも色褪せることなく続く、オールディズの名曲ではないでしょうか。 |