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フランスあれこれ、何でも情報
何でも情報その9、「フランスのバカンス事情

 フランスの年次有給休暇日数は、法律上5週間(30日)です。また、通称夏のバカンスは、最短期間でも2週間継続して取得します。最長連続4週間まで可能です。

 長期休暇は、VACANCES=バカンスといいます。 法律とは別に、会社によっては在籍年数に応じてボーナスというか、一年で一日とか増えているところもあるようです。

 長期休暇(夏期休暇)の取り方ですが、各自順番でとるところもありますが、事務所(たとえば人事部単位とか)では、いっせいに皆が8月に取っています。工場のある所などは、8月は閉鎖したりすることも多いようです。

 夏期休暇の過ごし方は、皆さん、山に行ったり、海を求めて南の地中海に行ったり、または自分達の田舎に帰ったりと様々です。(2002年8月23日、パリにて)


何でも情報その8、「生活事情、意外にもパリの方が遅れ?

 フランスのストラスブールからパリに今年(2002)7月始めに 転居した留学中の姪の情報によると、通信、生活事情は、意外にも 首都パリの方が相当遅れているとのことでした。

 ストラスブールでは大学寮に2001年入寮した時には もうLAN(ローカルエリアネットワーク)が完備されていました。 また、部屋に個人的に電話引くにも、フランステレコムに 申し込めば、そんなに待たず使用できたようです。

 しかし、パリに引っ越した時に、姪は「通信事情の遅れに びっくりした」とのことでした。パリの大学寮には、いまだに LANの設備はないし、個人で申し込んだ電話の設置も 相当遅かったみたいです。

 ストラスブールは、通信設備に関してモデル地区に指定されているよう ですが、「改めてストラスブールが、いたか進んでいたか実感 しています。さすがにではありましたね」との感想を先日、Eメールで私に寄せて来ました。ストラスブールは、ドイツ 寄りの土地柄で、その影響もあるとのことでした。

 また、「仕事や行政手続きなど効率の悪さにはあきれます。家賃を払うのもパリはいまだに小切手の世界です。ストラスブールではカードでの自動引き落としで、小切手を使ったことが なかったくらいです。(ストラスブールでは)日本での生活との差を感じることはなかったから、パリに来て初めて『フランスに来た』という気がしています。 パリの人は、ルーズですね」との感想もありました。

 そのような 状況を話し合った姪のパリ大学の友人よると、「パリという発展途上国に来ていると思えば、いらいらしない」とのことだそうです。

 何かにつけ、ヨーロッパの中心や新進を気取るパリですが、 通信事情だけに限っても相当遅れているようです。 (2002年8月2日、パリにて)

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