バルセロナのアパートメント・ホテルなど
2015年12月21日(スペイン時間)
前ページ「ジャーマンウィングス機でバロセロナへ」には、主にバロセロナ=エル・プラット空港行きのために乗ったジャーマンウィングスのこと、そして夜間のため明るい照明くらいしか見えませんでしたが、その空港に到着したことなどを書いています。今回のページは、バルセロナで初の朝を迎え、泊まっているアパートメント・ホテルや何回も通ったパン屋さんの紹介を主に書いています。
アシャンプラ地区にあるアパートメント・ホテル
まず、私たち3人が4泊5日間利用した「アパートメント・ホテル」の言葉からです。まだ、私の見た範囲内で国語辞典には、この用語についての解説などは載っていないようです。しかも、世界各地には、様々なタイプがあるようです。それで、私たちが泊まった所を参考に好き勝手に書けば、「家族などでアパート生活できるようなホテル」と言う感じでしょうか。 (写真1、3、4を参照)
私たちが宿泊したのは、セントラル バルセロナスタッフ アパートメンツ(Central Barcelonastuff Apartments)でした。(詳細は、日本語版「セントラル バルセロナスタッフ アパートメンツ」のサイトからご覧下さい) 住所は、Carrer de Roger de Lluria, 40, Barcelonaです。ここはバロセロナの旧市街地アシャンプラ地区の中心部になります。
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(写真3)アパートメント・ホテルの台所(6畳近くか?)
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(写真4)アパートメント・ホテルのリビング(10畳位か?)
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(写真5) 何回も通ったパン屋のLa FLECA de TOTS店 |
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(写真6) 車線中間帯に立つFont de Diana<ダイアナの泉像(?)> |
この地区には聖家族教会を始めとする観光地・名所旧跡が多い地域です。そして、このアパートメント・ホテルから直線で南東側へ約100mの所にあるエル パレス・ホテル(El Palace Hotel)や、同様に北東側へ約150m行ったシルケン グラン ホテル・ハバナ(Silken Gran Hotel Havana)の高級ホテルもありました。
アパートメント・ホテルと、普通のホテルと違うのは、私たちが泊まったホテルと比較して家具、キッチン(台所)&ダイニング、リビングルーム(居間)、浴室&トイレ(2か所)、洗濯機やベランダ、その他があります。寝室数は4室位ありました。このように、通常、日本でも良く見かけるようなマンションやアパートみたいな内部仕様で、それよりも部屋数が多くて広い造りです。当然、フリーWI-Fi完備でした。
あと、スペインまで来て、畳の数まで数えなくてもいいのですが、一例としてリビングが10畳強、台所が6畳近く、寝室が6畳くらいでした。とにかく各部屋も広いのですが、天井が高いのには驚きました。ソファーなどに座って見上げない限り視界に天井が入らないのは、ゆったり気分になり大いに気に入りました。
利用(宿泊)料金は、普通のホテルより格段に安く、5人位の家族で長期滞在旅行に向いているホテルとも言えます。ちなみに、このホテルのあるバルセロナのアシャンプラ地区は、観光名所、ショッピングや交通(地下鉄駅やバス停は近くにあり)にも便利な市街地で、普通のホテルならば1泊だけでも、一人の料金で何万円もするような所も多いです。それに比べ、私たちの料金は、「大人8名用」(8名までなら料金は同じ)で、1泊当たり2万円強だったと思います。(単純計算ながら、8名で利用した場合の料金は、一人一泊で2,500円強となるのかもしれません)
気になる飲食物についてですが、まずはスーパーやコンビニ店で購入し、持って部屋に帰ればいいと思います。また、料理できる方ならば、台所(写真3参照)には、鍋、フライパン、電子レンジ、包丁、まな板など調理器具や食器類も一応あります。しかし、油や調味料などはありませんから、結局、自宅の台所と同じような料理は無理ではないでしょうか。それで、私たちがしたのは、外の店で買ってきた肉、サラダ、パン、飲み物などを皿やコップなどに取り分けて、リビングで皆で食べる方法でした。
アパート形式ですから、当然、玄関の鍵(かぎ)は宿泊者の管理です。この鍵の件で、私たちは苦労し、泣かされました。早い話、頑丈なのはいいのですが、とにかく開けにくいのです。日本ならば1個の鍵に多くても数個のロック機構(棒が出入りするタイプ)なのに、(記憶定かではありませんが)ここの玄関ドアには、なんと6個位のロック機構がありました。
しかも、鍵の回し方に癖があり、正常に回しているつもりでも、正規ポジションでカチッといかないのです。数十回繰り返して開けたこともありました。「これだったら泥棒も入れないけど、利用者も入れない」(笑い)と、ブツブツ言いながら皆で挑戦していきました。あと、最後の日(12月24日)の朝は、部屋を綺麗にして、宿泊期間中に出たゴミ類を外の回収ボックスに選別して入れました。
鍵の苦労は別としても、このアパートメント・ホテルは、アシャンプラ地区の中心部にあり、その周辺を貫く大通り(グラム・ビア・デ・レス・コルツ・カタラネス)から数十メートルの便利な所にありました。そのような立地から、食事後に散歩がてら周辺の観光名所やクリスマス市にも何回か私たちは出かけていました。アシャンプラ地区の観光地や散策したことなどは、後のページに詳細書いていきたいと思っています。
何回も通ったパン屋さん
今日は、聖家族教会(サクラダ・ファミリア)などの観光に出かけるため、09時前にシルケン グラン ホテル ハバナに集合ということでした。それまでの時間を利用して06時45分から、先のホテル探しと、朝食の買い出しに出かけました。結果として、コンビニ店など早朝から開いているところはないかとウロウロ遠回りしたのが良くなかったのですが、なかなか集合予定地のホテルを探しきれませんでした。
それで仕方なく、昨夜開いていたパン屋さんへ行くことにしました。この店名は、和訳が出来ないのですが、La FLECA de TOTSと言う店の名前でした。(写真5参照) この店は、ルジュ・デ・リュリア通りを挟んで反対側には先ほど紹介しましたパレス・ホテル(El Palace Hotel)がありました。そして、種類が沢山あるパンだけでなく、ワイン、コーヒー、ジュースなどの飲み物、サラダ類なども陳列してありました。好みによって色々と変えて購入すれば、3食分さえも可能でした。結局、旅行中に5回近く通った店となりました。
目印になった「ダイアナの泉」(彫刻像)
私たちが泊まっているホテルへの往復時に目印にしましたのが、直線で南東側へ約100mの所にあるエル パレス・ホテルでした。(写真2参照) そのホテル前の大通り(グラム・ビア・デ・レス・コルツ・カタラネス)の車線中間帯に大理石の彫刻像がありました。この名称は、スペイン語のホームページでは、Font de Diana(制作者はVenancio Vallmitjanaで1898年から制作開始され1919年に設置された?)と表示されているようです。
いつもの上野流の怪しげな日本語訳で、仮にダイアナの泉像とでも言うのでしょうか。高さは、目算で約6.5mで、先に紹介しましたホテルやパン屋さんからも良く見えていました。私は全く芸術心も美的センスもありませんが、この彫刻像は顔の表情、衣類や大きな貝殻模様の細部まで実に良く出来て素晴らしいものでした。ただし、冬だったため(凍結防止か何かのためか)、泉の水は流れていなかったようです。
朝食も済ませ、08時20分にホテル出発し、今日の観光ツアー集合場所=シルケン グラン ホテル・ハバナへ向けて、先ほどのダイアナの泉像や、歩道脇の紅葉した木々を見ながらの散策は、話が弾むほど気持ちが良いものでした。
(掲載日:2016年9月19日)
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(旅行メモ)
2015年12月21日(スペイン時間) バルセロナ(Barcelona)、サグラダ・ファミリア(Sagrada-Familia)
06時45分、今日のツアー集合場所の確認、かなり迷った
07時20分、ホテル近くのパン屋で飲み物含めて朝食分を購入
07時30分、朝食
08時20分、ツアー集合場所へ向かう
08時45分、ツアー客全員そろったのでサグラダ・ファミリアに向けてワゴンのタクシーに乗車
09時00分、サグラダ・ファミリア前に到着、ガウディ広場から教会などを撮影
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