TOP  INDEX BACK  NEXT

(写真2) 左記ホテル内の電飾
(写真3) 左記ホテル内の電飾


(写真4) サグラダ・ファミリア、手前は池のあるガウディ広場

(写真5) サグラダ・ファミリアの正面(ファサード)の極一部

(写真6) サグラダ・ファミリアの海亀(左側の柱の基礎部分)

バルセロナ、サグラダ・ファミリア(聖家族教会)その1
2015年12月21日
(スペイン時間)
 前ページ「バルセロナ、アパートメント・ホテルなど」には、主に私たちが泊まったアシャンプラ地区にあるアパートメント・ホテルの状況や鍵の開け閉めで困ったことなどを書きました。さらに、このホテル近くにあり、3食調達のために何回も通ったパン屋さんなどのことも触れました。

 今回のページは、ツアー集合場所のホテルのことや、最初の観光となったサグラダ・ファミリア(聖家族教会)の周辺や正面玄関のことなどを主に書いています。

集合場所のホテル
 朝食後、今日の観光ツアー集合場所=シルケン グラン ホテル・ハバナ(Hotel Silken Havana en Gran Vía de Barcelona)へ、歩き出しました。と、その前に、このホテル名で、私は何回耳で聞いても、なかなかスラスラと言えなかったです。結局、恥ずかしながらバルセロナに滞在中、私は覚えきれませんでした。そこまでの車道や歩道は、朝のラッシュ時間帯だったためか、車も人も多かったです。ただし、紅葉した木立の道は、このまま散策してもいいくらい、気持ちの良いものでした。

 10分弱歩きますと、そのホテルの外観が見えてきました。(写真1 参照) 手前で数枚の写真を撮り、後で見ますと建物上部に「Gran Hotel Havana」とか、大きな時計近くには「1872-1991」の文字がありました。そして、玄関から中に入りますと、あちこちに豆球式の電飾がありました。。(写真2、3 参照)その中でもクリスマスツリーとか、縦・横とも1m弱もありそうな大きな星マークの電飾は、特に目立っていました。(写真2 参照)

 集合時間の30分前に到着しましたので、JTB待ち合わせコーナーのソファーで待っていました。すると、ウェイターが近づき飲み物を出して、「どうぞ」みたいな感じで置いていきました。私は、フロントに観光地図か、何かチラシみたいなものはないか探しながら、ついでにトイレにも行ってきました。

 そうこうしていましたら、新婚旅行中のお二人も集合されました。しばらくすると、スラリとした笑顔のチャーミングなアンナさんが、日本語で挨拶されました。後で話されたのですが、この方は、「2年間、日本留学して日本語を覚えた」と言うことでした。 定刻の出発時間(09:00)より、10分強ありましたが、全員そろったということで外へ出ることにしました。

 ホテルの裏側方向へ少し歩いた所に、ガイドの方で予約してあったタクシーがありました。このタクシーの外部塗装は、黄色と黒色で、通称「蜜蜂カラー(タクシー)」とも言われているようですが、バルセロナ市内で、何十回となく見かけました。(写真1の左側下部を参照) この時、車種までは分かりませんでしたが、内部はゆったりした感じでした。 

 出発しながら、朝のラッシュ時間帯と重なったのか、それとも碁盤目状のアシャンプラ地区の街並みのせいか、ゆっくりと進んでいました。でも、その分、車窓からの眺めは良くて、ガイドのアンナさんの各所案内も一つひとつ確認しながら説明されていました。約1km走ったところ、モヌメンタル闘牛場跡(Placa de Toros Monumental)についての丁寧な説明がありました。

 その話によりますと、以前はカタルーニャ地方でも闘牛があったようです。しかし、現在は全て廃止されて、この闘牛跡も闘牛博物館に変わったようです。外観は、煉瓦造りのようで、さらに白地のタイルに紺色での模様、全体は元闘牛場らしく丸い形状をしていました。他にも色々と説明があったのですが、覚えきれませんでした。その闘牛場跡から、さらに700mくらいは行きますと、塔が何本も見えてきました。

サグラダ・ファミリア(聖家族教会)前のガウディ広場

 それは、雑誌などで見たことのあるサグラダ・ファミリア(聖家族教会)でした。そこから数分もせず、歩道に様々な屋台式の土産屋が並ぶ前の車道にタクシーは到着しました。

 車線の反対側には、教会正面に登る階段もありましたが、「まずは教会の良く見えるガウディ広場(Plaza de Gaudi)へ行こう」と言うことで、池のある広場(公園)を半周しました。そこは、サグラダ・ファミリア(聖家族教会)の正面や塔の全景も入る絶好の撮影スポットでした。(写真4 参照)

 この写真の手前側が、池のあるガウディ広場(Plaza de Gaudi)です。あと、私はカメラのレンズについて、(写真4)を撮ってみて思ったのですが、かなりの広角レンズだったと思います。何故かと言いますと、教会から、この撮影スポットまで、目測ながら150mもないので高い塔含めて全景を入れて写すには、そうするしかないのかなあと思いました。その結果、ややひずんだ写真になっているのかもしれません。

  ここで、代わるがわる写真を撮りました。案内によりますと、「現在の塔の高さは、92メートル」だそうです。2026年の完成では、もっと高い中央の塔が建設予定だそうです。ただし、私は今の高さでも、「このサクラダ・ファミリアの塔は、けっこう高いなあ」という第一印象を持ちました。

 その要因は、たぶんに教会周囲に高いビルディングなどがないからでしょう。つまり、「孤高の高さ、美しさ」みたいなもので、この高さは周囲を圧倒していて、遠くからでも見える雰囲気がしました。このような周囲の建物環境は、日本で言えば建築基準法みたいなもので高さ制限があるのでしょうが、その点はサグラダ・ファミリア(聖家族教会)にとっては、いいのかなあとも思いました。

  ここで改めて、サグラダ・ファミリア(聖家族教会)をブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説から引用しますと、下記の<>内のことが書いてあります。
  サグラダ・ファミリア聖堂(Iglesia de la Sagrada Familia)=V.カルモナが設計したネオ・ゴシック様式の聖堂を,1883年 A.ガウディが新たに設計し直したスペイン,バルセロナの聖堂。ゴシック様式を基礎として,ガウディ独特の生物に着想を得た有機的な形態や多彩なタイル装飾は4本の完成した塔に最もよく示されている。 本文は出典元の記述の一部を掲載しています。 >

サグラダ・ファミリア(聖家族教会)のファサード

 ガウディ広場を一周して、また教会の正面側に戻ってきました。そして、左側方向に入場切符とか手続きする建物がありました。私たちは、JTBの予約客でしたので、ガイドさんが全て手続きを代行していました。段々と人も増えてきていましたが、なんとか長時間も待たずに入場できました。

 改めて正面入り口付近から見上げますと、壁一面に沢山の彫刻あるいは模様が施してありました。ここで、ガイドさんから彫刻についても、色々と説明を聞きました。例えば、「生誕のファサード、受難のファサードなどがある」みたいなことは覚えていますが、しかし、それ以外のことは、ほぼ全く覚えきれませんでした。

  ただし、芸術心も彫刻の知識もない私ですが、柱の基礎(土台)みたいになっている海亀の彫刻だけは分かりました。(写真6 参照) この亀の顔の表情は、ややいかつい感じもしました。あと、右側方向にガラスケースに入っている金属製らしい教会全体の模型彫刻が展示してありました。見学者も多かったのですが、私たちも一周して見てみました。

 そうこうしている内に、今度は「教会内部へ入りましょう」ということで、頭上に高い空間のある玄関口を進むことになりました。

(掲載日:2016年10月3日)
----------・・・・・・・・・----------・・・・・・・・・・----------・・・・・・・・・・----------
(旅行メモ)
2015年12月21日(スペイン時間) バルセロナ(Barcelona)、サグラダ・ファミリア(Sagrada-Familia)
07時30分、朝食
08時20分、ツアー集合場所へ向かう
08時45分、ツアー客全員そろったのサグラダ・ファミリアに向けてワゴンのタクシーに乗車
09時00分、サグラダ・ファミリア(Sagrada-Familia)前に到着、ガウディ広場から教会などを撮影
09時20分、生誕のファサードの彫刻、彫像などを見学
09時40分、教会内部、ステンドグラスなどを見学
09時50分、エレベーターで高さ50mまで登り眺望を楽しんだ
10時15分、約400段のらせん階段を降りていった
10時25分、受難のファサード見学
10時35分、サグラダ・ファミリアの学校内見学
10時40分、自由時間(休憩)
10時50分、学校前に集合、次の見学地に向かう
----------・・・・・・・・・・----------・・・・・・・・・・----------・・・・・・・・・・----------

TOP  INDEX BACK  NEXT