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2)各地のログハウス見学と実体験

 ログハウスに泊まれるという実体験できる機会が訪れました。それは退院してしばらくしての9月、大阪空港の元同僚の木原君達が信州旅行に誘ってくれました。全国的に多大な被害をもたらした台風19号の通過する前の9月26日最初に泊まったのは妙高高原のペンション『ゆーかーまーかー』でした。ここは車を降り、建物を見た時「えっ、ログハウスやんか」と声を出し、少しの驚きと直ぐに興味を引かれたのを思い出します。

 ここのログハウスはフィンランドタイプでした。ここは外観だけでなく、家の中まで大きいのは椅子、テーブルはもちろん壁も、小さいのはサラダボウルやスプーンまで木製でした。「なぜ、ペンションをログハウスしたのか? 費用はいくら位かかったのか?」と、オーナーへ質問攻めをしたのを覚えています。さらに、同僚たちとお互いに寝るまで、「いいな〜木の香りは」「ゆっくり出来て、落ち着けるね」などと語りあったことを思い出します。また、この日、木の香りを浴びながら熟睡しました。次の日から乗鞍高原のペンション『ノーム』に移りました。ここはログハウスではありませんでしたが、木をふんだんに使った作りでした。

 このように泊まったペンションがログハウスだったので、さらに私の「ログハウス熱」は大きくなって行きました。その後、二つの専門誌を見てはどこに行こうかと、展示場の場所や電話番号を調べるようになりました。それから、長野ばかりではなく、北海道、栃木、東京、山梨、静岡、滋賀、大阪、岡山、福岡、大分、佐賀、田舎の長崎など、ログハウス見学だけの目的ではありませんが、展示場やレストランを見てまわりました。

 その中でも大分県日田市にある九州ログハウスと日田群森林組合ログ・ハウジングの二つの製材所で、直接丸太が製材されるところを見て、さらに決定的となりました。当初、私は丸太口径35センチ位のハンドカット、カナディアンタイプのログハウスに憧れていましたが、日本材もいいな〜と思うようになって来ました。(記:1998年3月)

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