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機内食など (2008年11月21日、日本時間〜アメリカ、太平洋標準時)
アシアナ航空の機内

 離陸してからしばらくすると水平飛行に入り、座席周辺ではリクライニングを倒して寝る人、ノートブックパソコンを取り出してキーをたたく人、座席前のテレビで映画などを楽しむ人など、それぞれでした。

  私は、デイバッグから充電器を取り出し、座席コンセントにプラグを差し込んでみました。アダプターを先に付けなくても、日本製プラグのまま使えました。これならば先ほどの不足分含めて「フル充電できるなあ。ロサンゼルスでは直ぐにバンバン撮れるぞ」、「帰りの便でも使えるなあ」などと思っていました。

  あと、今回機内に本などを持ちこまなかったので座席前(前の席のバックレスト背部)にある液晶テレビは良く見ました。画面の大きさは目算で15インチ位あるのでしょうか、これなら機内で見る分なら充分の広さかなあと思いました。放映していたのは韓国のバラティー番組や映画などを上映していましたが、あまり見ませんでした。

  それより私は現在この機体の高度、速度、外気温、飛行距離などをハングル文字、英語、漢字などで繰り返し表示していましたので飽きもせずに、そちらの方をボンヤリ見ていました。

 たぶん中国語の単位(韓国も同じなのでしょうか?)のようでしたが、漢字で「875公里/小時」(注:時速875kmのことか?)、「10668公尺」(注:高度10,668mのことか?)と表示するので、義兄が「昔の尺貫法みたいで、“里“や” 尺“が出てくるねえ」と言っていました。あと飛行速度について毎時間当然同じスピードではありませんでしたが、時速960km出ている時もありました。その実感は私にある訳がなく、「あー、まだ10時間以上も飛ぶのかあ」などと思っていました。
アシアナ航空 ビビンバのしおり

ビビンバ
 離陸後1時間過ぎた頃でしょうか、CA(キャビンアテンダント、客室乗務員)の方が、食事の注文にきて最初少し聞き取れませんでしたが、どうも「アメリカン・ビーフにするか、ビビンバにするか?」と言っているようでした。私は迷わずビビンバを頼みました。

  ビビンバと言えば、私は大阪で本物の韓国ビビンバか、和風のビビンバかは別としても、石鍋の熱い料理を長いスプーンで食べたことを思い出しました。この時、同席した人から聞いたのですが、この韓国語のビビンバには、「ご飯」と「混ぜる」と言う意味があるそうで、直訳すると「混ぜご飯」となるようです。

 この食事の乗ったトレーと一緒にしおり(このページ、右の下側写真、ただし一部です)が付いていました。一面が名刺サイズ位の四つ折りで、英語、中国語、日本語で書かれていました。私は、このようなビビンバについての説明書きは今まで見たことなかったので全部読んでみました。その一部を次の<>内で、ご紹介します。

 < ビピンバは、ご飯に色とりどりの野菜を添えた代表的な韓国 理です。 ごま油と甘辛い唐辛子みそで味付けし、ピリッと辛みの効いた おいしさが印象的なビビンバを、キムチ風味の惣菜と韓国風のスープと一緒にお召し上がりください。

 ビビンバは、世界中どなたにも楽しんでいただけるヘルシーな 料理で、材料によってタコビビンバ、山菜ビビンバなどがあり ます。 ★★ここでは野菜ビビンバを例にとって、召し土がり方を説明します。 

 説明書き全体、なかなか分かりやすいなあと思いました。ただし、機内食はその多くの場合、重量やギャレー(台所)の所蔵しているカートなどの制限があるため、地上と同じような、本格的にできないのは当然のことと思っていました。

 ご飯、野菜、ごま油、コチジャンなどを入れ、ゆっくり混ぜて、総菜やスープもとりながら全部食べました。話しが脇道にそれますが、私はここで最初に海外旅行に行った時(1986年の「ヨーロッパ3空港調査旅行」)のことを思い出します。この当時、アンカレッジ経由でパリに行きました。当然、フライト時間も長く機内食も今より多かったと思います。

 往復含めたら機内食はけっこうな回数だったと思いますが、全てパン食でした。今回、ビビンバ食べながら、「あー、今の時代になると機内で、ご飯も食べられるのか」と、約20数年前を思い出しながら変な感慨を持ったものでした。仕上げは、コーヒーでお替りまでしてしまいました。

 次の日の時差ボケ防止や疲れをためないため食事時間以外はひたすら睡眠を思い、リクライニングを倒しフットレストを伸ばしてみました。このビジネスクラスのシートは、フルフラット状態まではいかないまでも、足が充分伸ばせて良く寝れました。そのおかげもあってかロサンゼルスについても、ずっと元気で夜まで歩きまわれました。

 朝食は、寝てばかりいるので、あまりお腹はすいていなかったのですが、窓から差し込む光線を浴びながらの食事は格別な感じがして残らず食べていました。ここまで飛んで来ると、残りの飛行時間は2時間弱となりロサンゼルス国際空港までは、もう直ぐとなりました。

(掲載日:2008年12月12日)

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(旅行メモ)
<機中泊> 座席前のテレビで高度、速度などを見ながら食事数回おこない、あとは仮眠。 飛行時間11時間位。
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