TOP  INDEX BACK  NEXT

ホテル・ガルニ シュアイブルの食堂

(私が食べた)朝食
フェーリッヒ(Fohrechi)駅の市内電車とホーム
ミニ蒸気機関車(奥はトンネル、右側はミニガーデン)
屋根や軒飾りも楽しいクリスマス市の屋台(王宮広場横の歩道)

シュトゥットガルトのクリスマス市その1(ケーニヒ通り)

2015年12月18日(ドイツ時間)
 前ページ(「クリスマスの飾り付けがしてあるホテル」)に、今回の旅行で義兄ともども4拍5日お世話にななった「ホテル・ガルニ シュアイブル(Hotel Garni Schaible)」について、書いています。その中で、クリスマスの飾り付けと門松などは、見たままの感想も掲載中です。

  このページは、このホテルでの最初の朝食、世界最大規模とも言われているシュトゥットガルトのクリスマス市に出向いたことなどを主に書いています。

ホテルでの初朝食
 08時過ぎに、「グッドモーニング」と言いながらホテルの食堂に行きました。オーナーのにこやかな挨拶があり、義兄との席を教えてもらいました。そして、「コーヒーは、ここですからね」などの会話があり、自分で好きなパン、肉類、惣菜あるいは飲み物をとってみました。

 先に来ておられた数組のお客さん達は、食事も終わり話しに夢中のようでした。皆さん、けっこう年配の方々が多かったようでした。私達も、右側1番目写真のテーブルから自分の好きなものを皿にのせたり、コップにジュースを注いで自席に着きました。

 そして、お互いに「あー、それも盛ってくれば良かったかなあ」などと話しながら食べはじめました。数種類あるパン自体も美味しかったですが、ジャムが、なかなかの味で、ついついパンの食べる量が多くなりました。このジャムは、天然100%のものか、どうかまでは分かりませんでしたが、次の日も種類を変えて食べ比べもしてみました。

 あと、生ハム、サラミや惣菜系も、あっさり系で、胃に優しい感じでした。そうこうしている内に、外で待ってくれていた姪も食堂まで来てくれて話が弾みました。ここのオーナーのことや、今日出かける予定のクリスマス市などの話を一通り聞いていますと、ホテルでの初朝食も済みました。

 08時45分、ホテルを出て姪のアパートへ、向かうことにしました。昨夜は、ホテル近くの建物が良く分かりませんでしたが、改めて周辺は住宅街だなあと実感しました。5分間位、三叉路や十字路がいくつかある坂道を登ると、アパートに着きました。義兄や姪は、親子の会話が弾んでいましたが、私はiPadでメール確認やホームページ閲覧で、時間がかかっていました。

フェーリッヒ(Fohrechi)駅から出発
 そうこうしている内に、10時30分、アパートを出てシュトゥットガルトのクリスマス市に向かうため、まずは近くの駅へ向けて歩き出しました。途中の車道脇には、路上駐車している車もたくさん見ました。その中には、ワーゲンやプジョーなどの大衆車も当然ありましたが、ベンツ、アウディー、ポルシェなど日本では高級車が、ズラリと並んでいました。

 5分間強歩くと、フェーリッヒ(Fohrechi)駅が、見えてきました。(右側3番目写真参照) この駅は、半地下みたいな造りで、階段もくしくは傾斜型のスロープでホームに下ることになっていました。スロープは普通車も行き来できるほど広かったです。車椅子の方などに、便利になっているのだなあと思いました。

 10時45分、外部は黄色のカラーリングで、車内が綺麗な電車に乗って出発しました。車窓からは、シュトゥットガルトの街並みも見えました。その中では建設中の建物、ガラス面が広いビル、静かな林などもありましたが、全体の印象として活気ある街の雰囲気でした。

シュロスプラッツ(Schlossplatz)駅を出たらクリスマス市
 11時00分、市内電車は、シュロスプラッツ(Schlossplatz)駅に到着しました。地下にホームがあるため階段を登って外へ出るのですが、既に外側から賑やかな声などが聞こえていました。また、駅の出入り口には、クリスマスの飾り付けもしてありました。このような飾りや人声の多さだけでも、いっぺんにクリスマス市に入ってきた感じになりつつありました。

 なお、この シュロスプラッツ(Schlossplatz)のドイツ語を、あえて分解しますと、「Schlossp=宮殿・王宮」、「platz=広場」のようで、続けますと、Schlossplatz=王宮(宮殿)広場となるようです。この名称通り、直ぐ近くにシュロス広場(宮殿広場)があります。(このシュロス広場の件は、後で書く予定)

 駅を出た直ぐの広場には、模型のミニ蒸気機関車が走る準備をしていました。この蒸気機関車は模型ながら、ちゃんと白い蒸気を上げ、機関士もいて、短いながら線路もある、本格的なものでした。子どもたちが乗り、機関車は出発進行で、歓声があがっていました。

 (右側3番目写真参照) 蒸気機関車は、ミニガーデンを走るのですが、この庭園はシュッツガルト市をイメージして造られているということでした。乗車中の親子は、本当に楽しそうで、それに機関士の方も誇らしそうな笑顔でした。

 私達は、シュロス広場を横目に、正面方向にある駅舎時計塔の上にベンツマークがあるシュトゥットガルト中央駅へ向かうケーニヒ通りの歩道を歩き出しました。この両脇には、所狭しとクリスマスの屋台がズラリと並んでいました。また、高さ10数メートルはあろうかと思えるモミの木を始め、大小の木々も並んでいました。

 そして、ここに並んでいる屋台自体が日本で見るサイズより、相当大きく、横幅も広く、さらに販売の棚だけでなく、屋根や軒先にも様々な飾付けがしてありました。(右側4番目写真参照) パッと見ただけでも、サンタクロース姿の人形、小鹿の模型、大小のきらめく星形、何十個と赤い玉のぶら下がっているものなど、例を挙げたらキリがないほどでした。

 とにかく、屋台で何か買わなくても、見るだけでも楽しくなるような雰囲気でした。また、木工製品、各種食べ物、飾り物など、売っている種類も多く、「ないのは馬の角(つの)くらいか?」と思わせるほどありました。

 歩道途中にはプレゼピオ(キリスト降誕模型)の馬小屋や飾り付けもしてありました。私は、2013年12月に行ったオランダ・マーストリヒトの聖母教会や、ベルギー・ブリュッセルのグラン=プラス(Grand-place、世界遺産の広場)で、このプレゼピオは既に見ていました。(詳細は『オランダ旅行記』から参照)

  ただ、「所変われば品変わる」の言葉もある通り、ここのプレゼピオは、ほんの少しだけ雰囲気が今まで見たのよりも違う感じもしました。具体的に何が、どうのと答えきれないのですが、例えばカソリックとプロテスタントの違いとか、何か伝統の違いなのでしょうか。

 私達は、このクリスマス市で進んでは止まり、振り返りながら写真を何十枚か撮り、100メートルほど歩きました。そして、そこから真冬なのに緑の芝生や彫像が乗った塔の見えるシュロス広場(宮殿広場)へ行こうということで、南東方向へ向かって行きました。

(掲載日:2016年2月29日)
----------・・・・・・・・・----------・・・・・・・・・・----------・・・・・・・・・・----------
(旅行メモ)
2015年12月18日(ドイツ時間)
06時30分、起床
08時00分、朝食
08時45分、アパートで今日行く予定地を聞く
10時30分、市内電車の駅へ向けて歩く
10時40分、フェーリッヒ駅を電車が出発
10時00分、シュロス広場駅(地下)に到着、ケーニヒ通りのクリスマス市を見学
11時10分、シュロス広場の中心に立つヴィルヘルム(一世)の記念塔を見学
11時20分、シラープラッツ通りのクリスマス市を散策
11時30分、旧宮殿(州立博物館)の中庭を見学
11時40分、デパートのブロイニンガーに入り、見学とトイレ
11時55分、デパート近くのシュポラー通り脇に山羊が数頭、ジャム屋さんで購入
12時00分、キルヒ通り〜シラープラッツ通りのクリスマス市を散策、小学生3人のバイオリン演奏中
12時05分、ブラニヒ通り横にある州立博物館の外観を写真撮影
12時10分、カールス広場の「アンティークとコレクター市」を見学
12時20分、ドロテーエン通りの郷土料理店で昼食

----------・・・・・・・・・・----------・・・・・・・・・・----------・・・・・・・・・・----------

TOP  INDEX BACK  NEXT