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シュロス広場(宮殿広場)(左側:噴水、右側:ヴィルヘルム王の記念塔)
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(現在、州政庁舎の)新宮殿(コの字型をした建物) |
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(青い丸屋根が特徴の)芸術館 |
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旧宮殿(現在の内部は州立博物館) |
シュトゥットガルトのシュロス広場(宮殿広場)
2015年12月18日(ドイツ時間)
前ページ(「シュトゥットガルトのクリスマス市その1」)に、まず、「ホテル・ガルニ シュアイブル(Hotel Garni Schaible)」での朝食を書いています。そして、フェーリッヒ(Fohrechi)駅から市内電車で出発し、駅の出口からクリスマスの飾り付けがしてあるシュロスプラッツ(Schlossplatz)駅に到着したこと、さらには、その駅の地上にあたるケーニヒ通り近くのミニミニ蒸気機関車や賑やかなクリスマス市の一部を見学したことなどを掲載中です。
このページは、しばしクリスマス市は休憩して、シュトゥットガルト市の中心地と言うべきシュロス広場(宮殿広場)周辺のことについて書いています。ただし、時間との関係で、広場周辺にあった古い建物などの中に入っていませんので、その点はあらかじめ、ご了承願います。
ヴィルヘルム王の記念塔と緑の広場
私達は、ケーニヒ通り(歩道)に並び立つクリスマス市の屋台の散策から、今度は角度を変えて、眼前に高い塔と緑の広場(南東)方向へ歩き出しました。ここは、シュロスプラッツ(Schlossplatz)=宮殿広場といいます。広場の敷地について、正式には、どこからどこまで言うのか、私は分かりませんでしたが、仮に緑の芝生や植栽部分だけとしても、(目算で)南北約100m、東西約130mあるようです。
ここで、私は、ちょっとした驚きを感じました。12月18日と言えば真冬です。この日は暖かい方でしたが、通常ならば氷点下も珍しくない時季です。それなのに、芝生が青々としているのです。冬季に、日本のゴルフ場などで見れば大抵枯れたような色の芝生を見ます。ここの芝生は季節感が全くないものか、はたまた全然品種が違うものでしょうか。とにかく、緑の芝生色だけを見てますと、今は冬ということを忘れ、まるで夏みたいな錯覚さえしました。
広場の南東側に横幅170m位、奥行130m位で、「コ」字型をした新宮殿の方へ目がいきました。(右上から2番目写真参照) ここは、現在、州政府庁舎として使われているようでした。この新宮殿は、バロック風の造りと言いますか、縦線を強調した建物なので、一見した雰囲気からも宮殿とか役所風だなあと納得もしました。
あと、北東側にアーチ型の回廊が手前にあり、そして奥側に青色の丸屋根が特徴の芸術館が見えました。この丸屋根の最上部には、白色か金色みたいに輝く、大きなトナカイの彫像が立って広場を見下ろしていました。(右上から3番目写真参照)
この宮殿広場の中心には塔が立っていて、そこから20m位づつ離れた南北2ヶ所に噴水と直径10m位の大きな噴水池がありました。(右上から1番目写真参照)
この噴水は、形の良い様々な彫像が施されているのですが、冬季で氷結防止のためか肝心かなめの水がなくて少し残念でした。夏季ならばゴーゴーというくらい水が噴き上げ、美しい写真が撮れるだろうなあとの想像はしてみました。
広場中心にある塔ですが、正式には分からないものの目算で高さ30m以上はありそうな感じでした。そして、塔下部の説明板に一番大きなサイズのKOENIG WILHELM(ケーニヒ・ヴィルヘルム)の金文字がありました。この塔の最上部には、羽を持った天使みたいな銅像が見えました。そのことからも、この塔はヴィルヘルム王それ自体の銅像ではなく、あくまでも彼の治世を顕彰(記念)した塔=記念塔だと思われます。
私は、新宮殿を背景に、前面に記念塔を入れた広場の全景写真を撮りたかったのですが、逆光になっていたため無理でした。それで、仕方ないので今まで歩いて来た方向(地下鉄の駅側)を向いて数枚撮ってみました。(右上から1番目写真参照)
写真の話題になったついでに、他のページにも、このページの写真列でもお分かりの通り、真冬なのにシュトゥットガルトの空は、澄んだ青空が多いです。これは、後日行ったスペイン・バロセロナも紺碧の空でした。ここで突然ですが、教科書で習った高村光太郎の智恵子抄の有名な一節に、「智恵子は東京に空が無いという」があります。
今の長崎県内の冬の空が、この詩と似た感じで、スッキリ、ハッキリした青空が、なかなかないのです。原因は中国から吹き寄せる大気汚染とも言われています。その点、今回の旅行で行ったシュトゥットガルトやバロセロナの空は、同じ青空でも澄み切った、遠くまでひたすら良く見える青空なのです。正直言いまして、こんな青空続きを長崎でも、また見てみたいとも思いました。
旧宮殿
先ほどの記念塔から見れば南東側で、そこから約120m離れた所に旧宮殿(Altes Schloss)が見えていましたので、逆光ながら1枚写真を撮りました。(右上から4番目写真参照) 写真でもお分かりの通り、尖がり帽子みたいな屋根を始め、いかにもヨーロッパに多い宮殿や古い建物とした感じが直ぐに分かるものでした。
ここの内部は、現在、州立の博物館になっています。なお、この建物は、後でクリスマス市の寄り道みたいにして、中庭に立ち寄りましたので、次のページに詳細に書く予定です。短時間の散策ながらシュトゥットガルト市の中心地と言うべきシュロス広場(宮殿広場)も見たので、私達は、次の散策道路であるシラープラッツ通り方向へ歩いて行きました。
(掲載日:2016年3月7日)
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(旅行メモ)
2015年12月18日(ドイツ時間)
10時00分、シュロス広場駅(地下)に到着、ケーニヒ通りのクリスマス市を見学
11時10分、シュロス広場の中心に立つヴィルヘルム(一世)の記念塔を見学
11時20分、シラープラッツ通りのクリスマス市を散策
11時30分、旧宮殿(州立博物館)の中庭を見学
11時40分、デパートのブロイニンガーに入り、見学とトイレ
11時55分、デパート近くのシュポラー通り脇に山羊が数頭、ジャム屋さんで購入
12時00分、キルヒ通り〜シラープラッツ通りのクリスマス市を散策、小学生3人のバイオリン演奏中
12時05分、ブラニヒ通り横にある州立博物館の外観を写真撮影
12時10分、カールス広場の「アンティークとコレクター市」を見学
12時20分、ドロテーエン通りの郷土料理店で昼食
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